VRRPの実装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/15 06:31 UTC 版)
「Virtual Router Redundancy Protocol」の記事における「VRRPの実装」の解説
仮想ルータは“00-00-5E-00-01-XX”というMACアドレスを使用する。最後の“XX”部分はVirtual Router IDentifier(VRID) といい、ネットワーク内にある仮想ルータごとで違う。このとき仮想ルータの中でこのアドレスを使っている物理ルータは、マスタールータ1つのみである。仮想ルータとして稼働している物理ルータ同士は、マルチキャストアドレス(224.0.0.18)とIPプロトコル番号112番を使用して通信しなければならない。 各物理ルーターには「プライオリティ値」(Priority値)がつけられている。仮想IPアドレスを自身の実IPアドレスとして持つルーターは255、バックアップ・ルーターは1から254の間、障害などによりマスター・ルーターからバックアップ・ルーターにステータス変更となったルーターには強制的にプライオリティ値「0」が割り当てられる。これはバックアップ・ルーターからマスター・ルーターへのステータス変更を迅速に行い、また一度障害を起こしたルーターをプライオリティ値の高い(マスターに近い)状態に置かないためである。
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