USS Columbus (1819)とは? わかりやすく解説

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コロンバス (戦列艦)

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 17:54 UTC 版)

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コロンバス
コロンバス
基本情報
建造所 ワシントン海軍工廠
運用者  アメリカ海軍
艦種 戦列艦
艦歴
進水 1819年3月1日
就役 1819年9月7日
退役 1848年3月
最期 1861年4月20日自沈
要目
トン数 2480bmトン
長さ 191 ft 9 in (58.45 m)
53 ft 5 in (16.28 m)
吃水 25 ft (7.6 m)
乗員 780人
兵装 32ポンド砲 68基
42ポンドカロネード砲 24基
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浦賀におけるコロンバスとヴィンセンス
日本人が描いたコロンバス号と米国水兵

コロンバス (USS Columbus) は、砲74門搭載のアメリカ海軍戦列艦。その名を持つ艦としては2隻目。1846年にはジェームズ・ビドル代将旗艦としてペリーに先行して浦賀に来航し日本に通商の要求をしたが成功しなかった。

艦歴

コロンバスは1819年3月1日、ワシントン海軍工廠で進水し、同年9月7日に就役した。

1820年4月28日、バージニア州ノーフォークを出港し、地中海においてウィリアム・ベインブリッジ代将の旗艦を勤め、1821年7月23日にボストンに戻った。1833年以降は新兵収容艦として、復帰可能状態のままボストンに係留された。1842年8月29日、チャールズ・モーガン(Charles W. Morgan)代将の旗艦として、再び地中海に派遣された。1843年2月24日には、イタリアジェノアを出港しブラジルリオデジャネイロに向かい、7月29日にダニエル・ターナー(Daniel Turner)代将のブラジル艦隊(Brazil Squadron)の旗艦となった。1844年5月24日、修理のためにニューヨークに戻っている。

東インド艦隊司令官ジェームズ・ビドル代将の乗艦後、1845年6月4日にコロンバスは広州に向かい、同年12月31日、ビドルは米国と中国()との最初の通商条約の批准書を交換した。コロンバスは1846年4月まで広州に留まり、その後日本との通商交渉を試みた。コロンバスは僚艦ビンセンスと共に、7月19日に浦賀に来航した。浦賀を選んだのは、長崎ではオランダと問題が出る可能性があり、首都である江戸から離れすぎていると考えたためである。しかし、条約の締結は浦賀奉行に拒否された。ビドルには、「辛抱強く、敵愾心や米国への不信感を煽ること無く」交渉することが求められていたため、数日の滞在でに浦賀から退去し、日本との条約締結の目的は果たせなかった。

その後コロンバスは太平洋を横断し、12月にはチリバルパライソに到着した。米墨戦争の勃発に伴い、翌1847年3月2日にはカリフォルニアモントレー沖に移動した。しかしながら、西海岸で行動するにはコロンバスは巨大に過ぎ、このため7月25日にはサンフランシスコを出港してノーフォークに向かい、1848年3月3日に到着した。

ノーフォーク海軍工廠において、コロンバスは復帰可能状態で係留されていた。南北戦争の勃発に伴い、バージニア州が南軍に参加する可能性が高まったため、1861年4月20日コロンバスは自沈し南軍の手にわたるのを防いだ。

関連項目

参考文献

  • Howard Chapelle, The History of the American Sailing Navy: the Ships and their Development (New York: Norton, 1949), pp. 309–310

外部リンク


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