UNO_(ゲーム)とは? わかりやすく解説

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UNO (ゲーム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/08 14:53 UTC 版)

UNO
種類 脱落型
人数 2-10人
対象年齢 7歳以上
枚数 108 - 112枚
プレイ時間 10分
運要素

UNO(ウノ)は、トランプゲームやクレイジーエイトを遊びやすく改良したカードゲームスペイン語またはイタリア語で数字の「1」を意味する「uno」が名前の由来である。アメリカンページワンにもよく似ている。

1971年アメリカ合衆国オハイオ州で理髪店を営むマール・ロビンスにより考案され、1979年に広く発売されて人気となった。本ゲームは専用のカードを用い、配られた手札を早く0枚にした者が勝者となるゲームだが、対戦相手を妨害する役札が存在することと、残り手札が1枚となったときに「Uno」と宣言しなければならないことが特徴。世界80か国でこれまでに1億5000万個が販売されている。かつて日本でも1979年発売でトミー(現在のタカラトミー)からの販売であったが、現在はマテルが権利を保有しており、日本ではマテル・インターナショナルから発売されている。ほかにも、コンピュータソフト版や、専用カードの特徴を他のゲームと融合させたもの、オリジナルルールやオリジナルカードを採用したバリエーションも存在する。

カード

ひとつのUNOセットには108 - 112枚のカードがある。長らく標準は108枚であったが、2016年のリニューアル版より4枚の新たなカードが追加され、標準は112枚となった。ただし後述の派生版にはこの4枚の新カードが含まれていない事が多い。

カードの種類

UNOのカード
UNOのカード

UNOで使用されるカードには数字カードと記号カードがある。カードは一部を除いて青、赤、黄色、緑の四色で色分けされている。記号カードは1990年代までアルファベットで表示されていたが、後にピクトグラムに移行している。

数字カード - 全76枚
0 - 9の数字が書かれている。0は各色1枚、1 - 9は各色2枚ずつある。
記号カード - 全36枚
ドロー2、リバース、スキップは各色2枚ずつ、ワイルド、ワイルドドロー4は4枚で、白いワイルドは3枚。残りの1枚はとりかえっこワイルドまたはシャッフルワイルド。
ドロー2
このカードを出した人の次の順番の人がカードを2枚引く。
リバース
ゲームのプレイ順番を逆転させる。右回りで進行していれば左回りに、左回りで進行していれば右回りになる。
スキップ
このカードを出した人の次の順番の人はスキップ(順序が飛ばされる)され、さらに次の人へ順番が回る。
ワイルド
場のカードが何であっても出すことができる。出した人が自由にカードの色を変えることができる。次の人からその色を出す(青なら青、赤なら赤…)
ワイルド ドロー4
場のカードが何であっても出すことができる。出した人が自由にカードの色を変えられると同時に、次の人に山札からカードを4枚引かせることができる。引いたカードを捨てることはできない。引いた人の次の人に順番が移る。ただし、このカード以外に出せるカード(場と同じ色や数字・記号、およびワイルド)が手持ちにある場合は使うことができないが、反則して騙すことができる(後述)[1]
とりかえっこワイルド[2]
2016年リニューアル版のみ登場。場のカードが何であっても出すことができる。指定した相手と全てのカードの交換を行う。
シャッフルワイルド[3]
2017年リニューアル版以降に登場。場のカードが何であっても出すことができる。全員のカードを集めてシャッフルすることができるカード。シャッフルしたカードからまた新たに1枚ずつを全員に配って再開となる。
白いワイルド[2]
2016年リニューアル版以降に登場。場のカードが何であっても出すことができる。出した人が好きなルールを書き込むことができるカード。ルールは何度も書き込める。

ルール

以下は取扱説明書を参考として記述している[4]

  1. プレイ可能人数は2〜10人程度(4〜6人が最適)。
  2. 一枚ずつカードを裏向きのまま引いて、最も大きい数字(記号カードは0として扱う)のプレイヤーがディーラーとなる。またディーラー決めはジャンケンでもよい。
  3. 各人に7枚ずつカードを配り手札とする。残りのカードは重ねて中央に置く(これを山札という)。
  4. 山札の一番上のカードをめくり、山札付近のエリア(場と呼ぶ)に置く(これを場札という)。
    • 場札が数字カードだった場合、ディーラーの左隣のプレイヤーから時計回りに始める。
    • 場札がワイルドだった場合、ディーラーの左隣のプレイヤーが色を指定して時計回りに始める。
    • 場札がリバースだった場合、ディーラーから反時計回りに始める。
    • 場札がスキップだった場合、ディーラーの左隣のプレイヤーは飛ばされ、そのまた左隣のプレイヤーから時計回りに始める。
    • 場札がドロー2だった場合、ディーラーの左隣のプレイヤーは山札からカードを2枚引いたうえで(すなわち9枚からのスタートとなる)、そのまた左隣のプレイヤーから時計回りに始める。
    • 場札がワイルドドロー4だった場合はカードを山札に戻しシャッフルし、場札を引きなおす。
  5. 自分の番になったら、手札の中から色・数字(記号)のいずれかが場札と一致するカードを1枚場札に重ねて出すか、山札からカードを1枚引くかのいずれかのアクションを行う。(例として場札が青の2の場合は、青色のカード又は2のカード又はワイルドカードが出せる。)同じ数字(記号)のカードを複数持っている場合でも複数まとめて出すことはできない[5]。なお、出せるカードがない場合は山札からカードを1枚引く方しか選べない(出せるカードがある場合でもこちらを選んでもよい)。山札からカードを引く方を選んだ場合、引いたカードが場札と色・数字(記号)のいずれかが一致するならそのカードを場へ出すこともできる(出さなくてもよい)。ただし、引いたカード以外のカードを出すことはできない。場札が変化した場合、つぎの手番のプレーヤーは新しいカードが場札となるので、今度はその場札の色・数字(記号)のいずれかに一致するカードを場に出すことになる(緑の1のカードが場札のとき、赤の1を出したら次プレーヤーは赤のカードか1のカードがあれば出すことができる)。ただし、記号カードや特殊カードが出された場合以下に従う。
    • リバースが出された場合、プレイ順が現在の方向とは反対方向となる。2人でプレイしている場合は自分が連続してプレイすることとなりSkipと同じ効果となる。
    • スキップが出された場合、次プレーヤーの手番を飛ばすこと(つまり1回休み)となる。2人でプレイしている場合は自分が連続してプレイすることとなる。
    • ドロー2が出された場合、次プレーヤーに無条件で山札から2枚取らせる(2枚取らされたプレーヤーの手番はそれで終了し、場にカードを出すことはできない。また、ドロー2やワイルドドロー4を持っている場合でもそれを出して次の人に効果を押し付けることはできない。これはワイルドドロー4の時も同様[5])。
    • ワイルドは、場札に関わりなく出すことができるカードで、場札の色を指定できる。
    • ワイルドドロー4は、手札に出せるカードがワイルドドロー4だけだった場合(つまり、場と同じ色や数字・記号カード、およびワイルドがない時)に出すことができる[1](他に出せるカードが手札にあっても持っていないふりをして出すことは可能だが、チャレンジをされるとペナルティ。)。場札の色を指定でき、次プレーヤーに山札から4枚取らせることができる。
      • 次プレーヤーは、ワイルドドロー4を出した者が本当にルール通り出したか手札をチェックすることができ(これを「チャレンジ」という)[6]、その内容に応じてどちらかのプレーヤーに以下の追加ペナルティが科せられる。なお、ドロー2やワイルドドロー4を持っている場合でもそれを出して次の人に効果を押し付けることはできない[5]
        • 出したプレイヤーの手札にワイルドドロー4以外に出せるカードがあることが発覚した場合は、チャレンジ成功となる。出したプレイヤーはワイルドドロー4を手札に戻し、他に出せるカードを場に出し、ペナルティとして山札からの4枚のカードを引かなければならない。その後出し直したカードを改めてそのプレイヤーが出したものとして続行する(数字カードの場合はそのままチャレンジしたプレイヤーの番になるが、記号カードの場合はその効果の処理を行う)。
        • 出したプレイヤーの手札にワイルドドロー4以外に出せるカードがなかった場合は、チャレンジ失敗となる。チャレンジしたプレイヤーはワイルドドロー4で引かされる分の4枚に加えチャレンジ失敗のペナルティとしてさらに2枚を加えた合計6枚を山札から取らされ、場にカードを出すことはできずに次プレーヤーに手番が移る。
  6. 山札がなくなったら、一番上の場札を場に残し、ディーラーがよくシャッフルしたのちディーラーの左隣のプレイヤーがカットし山札とする。
  7. 手札が残り1枚になったら「Uno」と宣言しなければならない。宣言を忘れたプレーヤーは山札から2枚取らなければいけない。ただし、次のカードが出されるか、山札のカードが取られるまでに他のプレーヤーに指摘されなかった場合はペナルティは発生しない。しかし、場にカードを出すこと(手を放してから)と同時に一枚になり次のプレーヤーがカードを出そうとする様子が始まる前には宣言を忘れたと判断することはできない。
  8. 誰か1人が手札を全てなくしたらその時点で1ゲーム終了。残った者たちで続けてプレイすることはせず[5]、役札の処理をしたうえで、各人の残り手札の内容に応じた点数を獲得する。なお、最後にあがる手札に制限はなく、何のカードであがっても良い[6]

点数

点数の計算方法は、国際ルールと日本ルールがある。カードには下記のとおり点数が定められているのは共通だが、国際ルールは敗者全員の残ったカードの点数を合計した点数が勝者に加算されるのみである(点数が減ることは無い。また敗者は一律0点)のに対し、日本ルールは各敗者の残ったカードの点数をそれぞれ減算してその分を勝者に加算(移動)するようになっている。国際ルールは500点先取、日本ルールは回数制(説明書では5ラウンド)である。なお、遅くとも2020年の「UNO Minimalista」からは日本版でも国際ルールを採用している。

  • 数字カード…その数字の点数
  • スキップ、ドロー2、リバース…20点
  • ワイルド、ワイルドドロー4、とりかえっこワイルド、シャッフルワイルド、白いワイルド…50点

ハウスルール

非公式ルールとして、下記のようなものがある。浸透しすぎてこちらが公式ルールだと思い込んでいる人が多いルールもある。一部のルールは公式的に認定されており、コンピュータゲーム版ではオプションで切り替えることができる。

ゲーム開始時のルール

  • 始めるときのカードは数字のみとする[7]
  • ディーラーを決めずに最初のカードを引いた後ジャンケンをして最初のプレイヤーを決める[7]

特定のカードの効果に関するルール

  • ドロー2もしくはワイルドドロー4が出された場合はそれらを出せば回避が可能である。この場合取る枚数が累積されていく。ドロー2を出されたらワイルドドロー4で回避することができる一方で、その逆はできない[7][8]。この場合、ワイルドドロー4のチャレンジはできない。
    • UNO公式Twitterアカウントではこれらは公式ではできないと明言されている[9]。しかし、アメリカンページワンクレイジーエイトに類似ルールが存在するためか、UNOでも可能と誤解されていることが多い。
    • 公式ではスタッキングと呼ばれている。
  • ワイルドドロー4を出す条件(他に出せるカードがないと出せない)を撤廃する[7]

カードの出し方に関するルール

  • 自分の手番において数字もしくは記号が一致するカードは一度に捨てることができる[7][8]
    • リバースの場合は偶数枚になると効果が打ち消される。
    • スキップの場合は「x枚で2x先のプレイヤーまで順番を飛ばす」というタイプと、「x枚でx先までのプレイヤーまで順番を飛ばす」というタイプがある。
    • これで上がる場合はその前にウノを宣言することもある。
  • 連続する数字3つを同時に出すことができる[8]

上がり方に関するルール

  • 記号カードでの上がりを禁止とする[7]
  • 点数制にせず、上がった者から順にゲームから抜けていき、残った者でそのままの手札でゲームを続行し、最後の1名(最下位の敗者)が決定するまで続ける(この場合、手札によってはゲーム終了までに時間がかかってしまう)[7]

コンピュータゲーム

マテルからライセンスを受けたコンピュータゲーム版はトミーゲームロフトなどから発売されている。一部はオンライン対戦も可能。最大4人(一部機種のみ6人)で対戦ができる。プレイヤーの識別はあらかじめ与えられた色とマークを組み合わせるが、一部の機種では次のようなこともできる。

特徴は以下のとおり。

  • 累積(ペナルティ)ルールが搭載しているが、ドロー2を出されたらドロー2でしか回避できない。
    • なお、ワイルドドロー4で累積されてもチャレンジが可能であり、チャレンジが成功した場合、最後に出したプレイヤーがワイルドドロー4の枚数×4枚引くことになる。逆に失敗すると、チャレンジをしたプレイヤーがこれに加え2枚引くことになる。
      • 例として、ワイルドドロー4が2枚出された時にチャレンジを受けた場合、成功なら最後にワイルドドロー4を出したプレイヤーが8枚引く。失敗ならチャレンジをしたプレイヤーが10枚引く。
  • ワイルドドロー4のチャレンジは、コンピューターがチェックを行なうため、相手のカードを見ることができない。チャレンジが成功した場合でも、ワイルドドロー4は出されたままであり、そのとき指定した色は有効である。
  • ジャンプルールを搭載。これは、数字・記号と色が全く同じカードが出されたときに、そのときの順番に関係なく即座に出せるルールである。
    • 特殊カードが出された場合、1枚目の効果は打ち消される。(累積ルールが有効な場合、ドロー2またはワイルドドロー4の効果は打ち消されずに累積される。)
  • UNO 7-0ルールを搭載。7を出したときに、指定した相手と全てのカードの交換を行い(2016年リニューアル版での「とりかえっこワイルドカード」とほぼ同じ効果)、0を出したときに、次の順番のプレイヤーに全てのカードを渡し、前の順番のプレイヤーの全てのカードを受け取るものである。ただし、0または7を出したときは強制交換する(7をだしても交換しないなどの選択肢はない)。
  • スマートフォン版は2018年7月に終了することがアナウンスされた。

メディアクエスト版

セガサターンから『UNO DX』(1998年1月29日発売)、PlayStationから『UNO』(1998年4月2日発売)がメディアクエストより発売。

フリーUNO

最大6人のキャラクターで対戦できるモード。ルールを細かく設定できるほか、クリア条件などを設定することも可能。

パートナーUNO

2対2、または3対3のチームに分かれて勝負するモード。対戦後にチームごとの得点で勝敗を決めることになる。

アドバンスUNO

全国高校生UNO選手権優勝を目指す主人公(宇野俊一)となり、さまざまな相手と勝負していくストーリーモード[10]

PS版は電撃PlayStationDPSソフトレビューでは70、70の140点[11]。レビュアーは細かいルール設定が可能でキャラクターがいい味を出していて全体的には悪くなく友達との勝負に備えて腕を磨くのにいいかもしれないとしたが、対戦中のキャラ達の台詞とリアクションは飛ばせず控えめに設定することもできるがそれでもちょっと長くてルールによっては長時間の対戦することもあるのでそのあたりを考えてほしかったとし、2人協力プレイは基本多人数でする遊びなため辛いとした者と熱くなれるとした者で分かれた[11]

マイクロソフト版

マイクロソフト版はXbox 360専用であり、Xbox Live Arcadeでダウンロード販売されていた。また、Xbox 360 アーケード同梱のディスクのにも収録された[12]。現在はWindows 8以降アプリとしても無料ダウンロードが可能。

  • 基本無料でプレイが可能。ただしプレイには仮想クレジット「トークン」が必要。
  • トークンは「TOPでゲームをクリアする」、「レベルアップする」、「一定時間で行えるスクラッチ」、「フレンドからのプレゼント」、「課金」などにより回復させることが可能。
  • 基本はランダムに選ばれた全世界のプレイヤーと4人で対戦を行う。またフレンド同士でルームを作成してプレイすることも可能。(どちらの場合も2トークンが必要になる)
  • 使用したプレイヤーが有利になるミラー、ダンプなどといったイカサマITEMが存在し、公式ルールのみで遊べないマッチングになる場合もある。
  • サーバーのラグなどにより、自分のターンがきてもカードが出せずにタイムオーバーで自動でカードが選ばれる場合もある。
  • Xbox Live Visionカメラに対応しており、対戦中にプレイヤーを映すことができる。

Mattel163版

スマートフォン版として2019年1月18日よりリリースが開始された。通常のUNOルールである「クラシック」とスタッキングをはじめとするスペシャルルールが採用される「GOワイルド」がある。

  • マイクロソフト版と同様に基本無料。プレイするにはコインが必要であり、それは倍率が上がるにつれてその必要コインは高くなる。
  • 勝利すると相手の得点分のコインがもらえるが、負けると自分の得点分のコインを失う。これは倍率が上がるたびに大きくなる。
    • 2位になったときも勝利扱いとなる。
  • 2vs2ルールを搭載。これは、パートナーとタッグを組み行う対戦である。ちなみにパートナーの手札は見ることが可能。
  • 週末では更なる追加ルールが追加された「ウィークエンドGOワイルド」がある。
  • このゲーム限定の特殊カードが存在する。

UBISOFT版

2016年UBIソフトPlayStation 4,Xbox One,PC向けの媒体に配信したUNOのテレビゲーム[13]

関連商品

  • ドラえもんハリー・ポッターディズニーなどのキャラクターをデザインしたコラボバージョンがいくつかある。これらのバージョンでは過去は単なる模様替えのような形だったが、現在では必ず基本の108枚のカードの他に特殊な効果を持つカードが存在するようになった。
  • UNO H2O - プラスチック製で、屋外など汚れやすい環境でも利用できる。全員にカードを引かせる「ワイルドドボンカード」がある。
  • 伊東家UNO - 伊東家の食卓で生まれた独自ルールの解説つき。
  • UNO Attack - 1999年。電池仕掛けの装置によって引くカード枚数(0 - 15枚)がランダム決定される新ルール付き。
  • 大黒将志スペシャルエディション限定版 - UNO大使であるサッカー日本代表大黒選手考案ルールが用いられる。2006年限定版。
  • UNO Spin - 2009年。カードを引く、捨てるなどの指示が書かれたルーレットが付属。
  • UNO Robot - 2012年。ロボットの指示に従うハウスルールを記載した「ハウスルールカード」が各色に1枚ずつ追加されている。
  • UNO Dice - 2013年。サイコロの目にUNOのカードの色、数字、記号が割り当てられており、サイコロを振って出た「目」を「手札」としてウノと同様のルールでサイコロを消費する。
  • UNO Blast - 2013年。中央の機械に自分の捨て札を差していき弾けた時点でその全部を引き取るスリリングなルールが加わった。日本国内では未発売。
  • UNO Royal Revenge - 2015年。UNOに「大富豪」の要素が追加された。指定された枚数を王様が好きな相手に引かせたりする独自のカードがある。日本国内では未発売。
  • UNO Flash - 2016年。点灯するランプが不規則に回転する装置によって引くプレイヤーがランダム決定される新ルール付き。装置中央は2穴のトレイになっていて片側にデッキを入れもう片方が捨て札置き場となる。ワイルドカードにおける「チャレンジ」は自分の目の前のランプを押して意思表示する他「UNOチャレンジカード」と言う光るランプを利用した独自ルールのカードもある。日本国内では未発売。
  • UNO Stucco - 2016年。ジェンガのブロックに色や数字が割り振られており、UNOのルールに従ってプレイしなければならない。
  • UNO Wild Jackpot - 2016年。中央に置かれたジャックポットを回すことでドロー4やワイルドなどの効果が発生したりそのターンに独自のルールが追加されたりする。こちらは数字カードの構成が不規則になっている。
  • DOS - 2018年。UNOの兄弟作という位置設定。基本となるルールは同じではあるが、同じ数字でしか出せない、2つ合わせてその数字になるなら出せるなど、足し算の要素が加わっている。
  • UNO FLIP! - 2019年。通常のルールに近い「ライトサイド」とダークカラーワイルドといったより厳しい「ダークサイド」の2つのサイドを持つのが特徴。フリップカードが出たら全員でカードを裏返す。
  • UNO nonpartisan - 2019年。プレイヤーが政治について話すのをやめさせるUNO。がアメリカの政党を表すため、赤をオレンジに、青を紫に変更した。日本国内では未発売。
  • UNO Showdown - 2020年。早押し対決が追加されており、ショーダウンアイコンがあるカードが出たら、出した人と次の人が早押し対決をし、負けた方がそのカードを受け取る。
  • UNO Minimalista - 2020年。UNOのカードデザインを簡略化し、シンプルな見た目としたもの。ルールは通常のUNOと同じだが、シャッフルワイルド・白いワイルドがない代わりに、ワイルドカードが4枚増やされている。元はブラジル人デザイナーのWarleson Oliveiraが非公式に制作したもので、SNS上での反響やChange.orgでの要望を受け、発表から1か月で公式商品化が決定した経緯を持つ。
  • UNO 50th Anniversary Premium Edition - 2021年。ウノ誕生50周年を記念したプレミアムエディション。限定カード「ワイルド50/50」が出されたら、2人プレイヤーを選んで「オモテ」と「ウラ」に指名、50周年記念ゴールドコインをトスして、負けた人が4枚カードを引かなければならないスペシャル・ルールがある。
  • UNO 50th Anniversary Edition - 2021年。ウノの誕生50周年を記念した限定版。50周年を祝して、通常のウノより4枚増量されたスペシャルデザインの金のワイルドカード8枚入り。
  • Mattel Game Uno Iconic 1970s Version - 2021年。ウノが誕生した1970年代のトレンドをデザインに反映した、50周年限定のスペシャルエディション。
  • UNO All Wild - 2022年。全てのカードが『ワイルド』系のものになっており、ドロー2やリバース、スキップもワイルド仕様になっている。
  • UNO FLEX! - 2023年。フレックスカード及び、表が緑で裏が赤のパワーカードが追加されており、フレックスカードはフレックスを発動することで、色やルールを変えることができる。
  • UNO PARTY! - 2023年。推奨プレイ人数が6人~16人かつ、カード枚数が通常の倍程度の224枚と大人数で遊ぶパーティーゲームとして発売された。数字と色が全く同じカードが出されたときに、そのときの順番に関係なく即座に出せる「スピードプレイ」という特別ルールが存在する。
  • ブロックス シャッフル - 2022年。UNOとブロックスを組み合わせたゲーム。UNOのカードとルールで行われながらピースを置く。通常のUNOとは異なり数字カードはなく、特殊カードのみである。
  • DOS Second Edition - 2023年。DOSの後継品だが、基本的なルールやカードの種類がUNOに近いものとなっている。
  • UNO: Show'Em No Mercy / UNO ハンパねぇ! - 2024年。カード枚数が通常の1.5倍の168枚となっており、これまでハウスルールだったスタッキングが初めて公式ルールとして採用され、他にも「UNO 7-0[14]」や「持っているカードが一定枚数を超えると失格」といった厳しいルールが追加されている。
  • UNO TEAMS! - 2025年。チーム戦に特化したUNO。ただし、Mattel163版と異なりパートナーの手札を見ることができず、2人同時に手札がなくならないと上がれない。

脚注

  1. ^ a b 海外版のルールや後述するコンピューターゲームなどでは、出せない条件が「場と同じ色のカードを手札に持っている時」のみになっている。
  2. ^ a b カードゲーム「UNO」初のルール変更が発表、3月中旬より2種類の新カードを導入”. インサイド (2016年3月10日). 2016年3月10日閲覧。
  3. ^ 日本人考案の新しいカードが世界の公式ルールに!『UNO(ウノ) カードゲーム』リニューアル新商品発売 | マテル・インターナショナル株式会社のプレスリリース”. prtimes.jp. 2020年5月1日閲覧。
  4. ^ ウノ | Mattel Games マテル ゲーム | Mattel マテル”. 2022年9月19日閲覧。
  5. ^ a b c d これをよしとするルールも存在するが、あくまでも非公認ルールである(後述)。
  6. ^ a b これを否とするルールも存在するが、あくまでも非公認ルールである(後述)。
  7. ^ a b c d e f g 小野法師丸 (2013年4月8日). “知られざる? UNO公式ルール”. ニフティデイリーポータルZ. 2014年3月26日閲覧。
  8. ^ a b c あなたの知らないUNOがある!? そのルール、公式じゃないかも? l Games マテル ゲーム | Mattel マテル”. mattel.co.jp. 2025年10月8日閲覧。
  9. ^ UNOさんはTwitterを使っています: 「If someone puts down a +4 card, you must draw 4 and your turn is skipped. You can’t put down a +2 to make the next person Draw 6. We know you’ve tried it. #UNO https://t.co/wOegca4r0h」 / Twitter 2019年7月26日閲覧。
  10. ^ ファミ通』 No.487、アスキー、1998年4月17日、43頁。 
  11. ^ a b 電撃PlayStation Vol.71 1998年4月10日号 140ページ
  12. ^ マイクロソフト、Xbox 360の新パッケージ登場 Xbox LIVE アーケードの5タイトルをセットにしたエントリーモデル”. game watch. 2025年6月21日閲覧。
  13. ^ Ubisoft Releasing Uno Game For PS4, Xbox One, and PC”. gamespot.com. 2025年6月21日閲覧。
  14. ^ 公式では「0のパス」「7のスワップ」表記。

関連項目

外部リンク




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