UCIプロツアーとの類似点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/30 04:35 UTC 版)
「スーパープレスティージュ」の記事における「UCIプロツアーとの類似点」の解説
UCIプロツアーは当制度を改良した制度であるという見方がある。 スーパープレスティージュは前身のチャレンジ・デスグランジュ=コロンボでは10程度のレースしか対象とされなかったことが後に選手からの不評を買う形となった反省を受け、ツール・ド・フランスなどのグランツールはもちろんのこと、1週間程度行われる多くのステージレースも対象に加えた。カタルーニャ一周、パリ〜ニース、ドーフィネ・リベレといったレースは当制度の対象レースとなってから重みを増す大会となったといっても過言ではない。 またワンデーレースにおいては、チャレンジ・デスグランジュ=コロンボではなぜか対象とされなかった世界自転車選手権を頂点として、モニュメントと呼ばれる5大クラシックレース、はもちろんのこと、チャレンジ・デスグランジュ=コロンボでは対象にされなかったチューリッヒ選手権やヘント〜ウェヴェルヘムなどのレースも加えられた。この他、現在廃止となった個人タイムトライアルのワンデーレース、グランプリ・デ・ナシオンも対象に含まれていた。 さらに配分ポイントの設定についてもほぼUCIプロツアーと類似していた。ツール・ド・フランスを頂点とし、続いて順番にジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャ、世界自転車選手権、その他ステージレース&5大クラシック&グランプリ・デ・ナシオン、その他ワンデーレースといった順番で設定されていたあたりはUCIプロツアーとほぼ一緒である。 恐らく国際自転車競技連合は、スーパープレスティージュが選手の間で非常に権威があった賞であることを認識した上でUCIプロツアー実施へと動いたものと見られる。しかしUCIプロツアーについてはまだまだ問題点が多く顕在し、スーパープレスティージュのような、誰が見ても権威がある賞としてはいまだみなされていないようである。
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