TSAT
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/17 02:57 UTC 版)
「アメリカ軍の衛星通信」の記事における「TSAT」の解説
TSATシステム (Transformational Satellite Communications System)は、上記のAEHFを代替するとともに、SHF-SATCOMシステムと統合するものとして、現在、コンセプト開発が進められている衛星通信システムである。しかし、2008年10月、計画を2010年まで先送りすることが決定され、2009年4月には、ロバート・ゲーツ国防長官は、計画の中止を勧告した。 TSAT衛星システムにおいては、静止軌道上に5つの通信衛星が配置され、これらはそれぞれレーザー光無線通信によるクロスリンクで結ばれる。地上との通信には、EHF及びSHF(Ka帯)の無線周波数(RF)通信が使用され、マルチ・ビームによって、システム全体では南緯65度から北緯65度の全世界を24時間カバーすることが計画されている。各衛星にはルーターが搭載され、衛星間ネットワークと地上ネットワークとを統合したIPネットワークを構築することができる。
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