Thermal_design_powerとは? わかりやすく解説

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ティー‐ディー‐ピー【TDP】


ねつせっけい‐でんりょく【熱設計電力】

読み方:ねつせっけいでんりょく

《thermal design power》⇒ティー‐ディー‐ピーTDP


TDP

フルスペル:thermal design power
読み方ティーディーピー
別名:熱設計電力

TDPとは、CPUチップセットグラフィックスチップなどの半導体回路放射する電力量最大値のことである。単位はW(ワット)で、特にCPUについて用いられる

LSIなどの回路では稼動堪え温度の上限が定まっており、一定値を超える破損してしまう。LSIの処理性能は日々向上し、それに伴って発熱量増大しているので、何らかの処置をとらなければ自身の熱によって壊れてしまうものもある。そのため、メーカーコンピューター設計する際に、どれぐらいの冷却機構備えるかを決定する指標としてTDPが用いられることとなる。

特にノートパソコン設計する場合体積縮小小型化)の関係で、TDPができるだけ小さいことが望ましい。

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熱設計電力

(Thermal_design_power から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/15 04:41 UTC 版)

熱設計電力(ねつせっけいでんりょく、: Thermal Design Power, TDP)とは、マイクロプロセッサグラフィックスプロセッシングユニットなどの大規模集積回路で仕様の一部として提示される最大必要吸量のこと。パッケージに取り付ける冷却装置を設計する際に、どの程度の吸熱能力を持たせれば良いかを決定するために使われる指標である。したがって「power」の語が表すものは、この場合電力というより熱出力であるが、日本では俗に「熱設計電力」とか「熱設計消費電力」という訳が定着している。


  1. ^ a b 「Core i9-9900K」再テスト結果報告。定格のTDP 95Wで動作させると「ゲーム用の最速CPU」は何が変わるか? 4Gamer.net、2018年12月19日(2020年5月7日閲覧)。
  2. ^ 理論的には、ランダウアーの原理として知られるように可逆でない計算過程はエントロピーの増大(≒発熱)を伴うが、その熱量は、現実の半導体素子が発熱する量と比較してごく小さい。
  3. ^ a b c d いまさら聞けないIT用語集 TDPってなに? 消費電力じゃないの?(2ページ目) ASCII.jp、2018年8月13日(2020年5月7日閲覧)。


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