テン・ナイン
【英】ten nines
テン・ナインとは、半導体結晶の純度を示す値で、99.99999999%という限りなく100%に近い純度のことである。9が10個並ぶためにテン・ナインと呼ばれている。
トランジスタやダイオードなどの回路は、シリコンなどの半導体物質を材料としているが、テン・ナインのように極めて純度の高い半導体はほとんど電気を通さない。このような高純度の半導体は真性半導体と呼ばれる。半導体技術技術では真性半導体に微量の不純物を混入させることで、最適な伝導率をもった半導体の製造を実現している。
なお、テン・ナインを越えて9が11個並ぶ99.999999999%にまで純度を高めることも可能になっており、こちらはイレブン・ナインと呼ばれている。
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