THE LAST LIVE〜最後の夜〜
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『THE LAST LIVE〜最後の夜〜』(ザ・ラスト・ライブ さいごのよる)は、日本のロックバンドX JAPANが1997年の12月31日に東京ドームで行った解散コンサート。
解説
X JAPANは、1997年9月22日に解散を発表し、同年12月31日に本ライブを行った。(開催の発表は同年11月) 例年(1993年~1996年)、X JAPANは、東京ドームライブを12月30日31日の2DAYSで行なっていたが、本コンサートは、1日のみであった。 チケットは、S席11,000円、A席10,000円、B席9,000円であった。なお、収容人数を確保するため、ステージの後ろ側から見る席(A席)も用意されることになった。
解散するにあたりYOSHIKIとTOSHIに確執が生まれていた。
3曲目の「SCARS」演奏後に、TOSHIがMCに詰まる場面がある。側にいたHIDEが、「TOSHIくん、パーッと。パーッと。」と声をかけている。このわずかなやりとりが、TOSHIとHIDEの最後のコミュニケーションとなる。
4曲目の「DAHLIA」演奏中、ドラムを叩くYOSHIKIの背後でTOSHIが歌う場面があるが、YOSHIKIは複雑な表情をしている。演奏終了後、YOSHIKIがドラムを破壊する。
10曲目の 紅でも、TOSHIがYOSHIKIに向かって歌う場面があるが、YOSHIKIはTOSHIと目を合わせていない。
アンコール2曲目の「Forever Love」演奏時に、YOSHIKIとTOSHIが抱き合うシーンがある。 後日談で、ドラムソロを終えたYOSHIKIが花道を通り「Forever Love」を歌うTOSHIに対して、 「最初はぶんなぐってやろうと思っていました。でも、そこにいたのは、幼馴染のTOSHIだった。」 と語っている。
この他、ライブの代表曲「X」で「飛べ飛べ飛べ飛べ……」の掛け声はHIDEが行うのだが、本ライブではYOSHIKIが行っている。
ライブの最後、新曲、また最後の曲として「THE LAST SONG」が披露された後、SEとして「Tears」が流れるメンバーが去った後のステージでは、これまでのXの歴史を振り返るフイルムが流された。またそのフィルムの最後では、これまで応援してくれたファンに対する、X JAPANメンバー一同のメッセージが表示された。「Tears」の最後にはドームに花火が上がり、正式にライブ終了となる。
終了直後にX JAPANは渋谷のNHKホールに移動して『第48回NHK紅白歌合戦』に出演し「Forever Love」を演奏したが、TOSHIの喉はすでに限界であり、満足に歌唱できる状態ではなかった。
終了後の1998年1月4日深夜帯にTBSが民放地上波としては極めて異例のノーカットの放送をした。その後、1月30日にNHK BS2においても放送され[1]、さらに2月1日にはCSのスペースシャワーTVにおいても放送された。ただし、いずれの放送も諸事情により一部編集されている。
前述の通り、YOSHIKIはこのコンサートも『紅白』も「最後ではない」とし、2000年に再結成をする計画を進めていたが(HIDEが死去した際に公表)、HIDEの急逝で計画は幻となった。X JAPANは解散ライブの後からの約10年間、コンサートを開催することはなく(HIDEの葬儀時を除く)、またYOSHIKIとTOSHIが面会することすらなかった。
しかし、2007年に事態は急転し、X JAPANは再結成を果たすこととなる(詳しくは「X JAPAN」、「攻撃再開 2008 I.V.〜破滅に向かって〜」の項を参照)。
現在は廃盤となっている『THE LAST LIVE VIDEO』(DVD、VHS)にはMCや20分以上に及ぶアンコールの映像まで収録されているが、「ENDLESS RAIN」以降の模様は収録されておらず、以降の模様は、TV放送物と「THE LAST SONG」のCD-EXTRAでしか視聴できない状態にあった(音声のみであれば、ライブCD『The Last Live』で聞くことができた)。
2011年6月11日、YOSHIKIの公式twitterにて、13年越しの編集作業が終了したと書き込みがあった。これほどの時間がかかった理由は、YOSHIKI曰く「辛くて最後まで見られなかったから」。
2011年8月27日にavexの夏フェス「a-nation'11」に出演した際に完全版DVDが10月26日に発売されることがアナウンスされ、10月26日に、通常版と当時のパンフレットの縮小復刻版などが付いたコレクターズBOXの2パッケージで『X JAPAN THE LAST LIVE 完全版』として発売された。
2013年9月25日に『X JAPAN THE LAST LIVE 完全版』の内容がアップコンバートされ、Blu-ray Disc形式で発売された。単体の通常版と、完全生産限定の1993年、1994年、1996年の東京ドームでのライブ(いずれも既にDVD化されていたのもの)とのBOX販売となる『X JAPAN Blu-ray BOX』の2パッケージで発売された。
参加メンバー
演奏曲
セットリスト
- Amethyst (S.E.)
- Rusty Nail
- WEEK END
- SCARS
- DAHLIA
- Drum Break
- DRAIN
- Piano Solo
- CRUCIFY MY LOVE
- Longing 〜跡切れたmelody〜
- 紅
- Orgasm
アンコール1
- DRUM SOLO
- Forever Love
アンコール2
アンコール3
- Say Anything (S.E.)
- THE LAST SONG
- Tears (S.E.)
閉演
- UNFINISHED (S.E.)
- Forever Love (Last Mix) (S.E.)
脚注
「THE LAST LIVE〜最後の夜〜」の例文・使い方・用例・文例
- 命題と論理演算子『AND』『OR』『IF THEN』『EXCEPT』『NOT』を結合するジョージ・ブールによって考案された組合せ手順の、または、命題と論理演算子『AND』『OR』『IF THEN』『EXCEPT』『NOT』を結合するジョージ・ブールによって考案された組合せ手順に関する
- 新顔の中では,KICK THE CAN CREW,w-inds.そしてRAG FAIRが白組(男性チーム)での出場だ。
- 「踊る大捜査線THE MOVIE 2―レインボーブリッジを封鎖せよ!」が特に人気で,実写の日本映画としてこれまでで最高の収益を得た。
- しかし,「プリンセス&プリンスON THE アイス」というタイトルのCD は,2月22日に発売されてからすでに1万5000枚以上を出荷している。
- 隠し砦(とりで)の三悪人 THE LAST PRINCESS
- 交渉人 THE MOVIE
- 5月に公開予定の映画「座(ざ)頭(とう)市(いち) THE LAST」に出演している。
- THE LAST MESSAGE 海猿
- 荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE
- 踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望
- それらの映画の1本である2003年に公開された「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」は,現在でも日本の実写映画の興行収入歴代1位である。
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