TAMATEBAKO_(太田裕美のアルバム)とは? わかりやすく解説

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TAMATEBAKO (太田裕美のアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/03 22:59 UTC 版)

TAMATEBAKO
太田裕美スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ニューミュージックテクノ歌謡
レーベル CBS・ソニー
太田裕美 アルバム 年表
I do, You do あなたらしく、わたしらしく
1983年
TAMATEBAKO
1984年
魂のピリオド
1998年
『TAMATEBAKO』収録のシングル
  1. 青い実の瞳
    リリース: 1984年5月21日
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TAMATEBAKO』(たまてばこ)は、1984年に発表された太田裕美の18枚目のオリジナルアルバム。発売元はCBS・ソニー

2001年5月23日CDとして再発売された。規格品番はSRCL-5092[1]

解説

Far East』『I do, You do あなたらしく、わたしらしく』に続き、夫となる音楽プロデューサー福岡智彦がディレクターとして参加した。

前作の『I do, You do あなたらしく、わたしらしく』に続き、作詞家として駆け出し時代の銀色夏生が起用された。銀色夏生は、前作では「山みき子」名義を使用していたが、本作と次作の『雨の音が聞こえる』では「山みき子」名義を使用している。

編曲には前作、前々作に引き続き大村雅朗が参加。また前作に続いて川島裕二板倉文が参加したほか、本作ではくじら杉林恭雄が参加している。下田逸郎とのコンビによる「ロンリィ・ピーポー」シリーズ第4作も収録された。

先行シングルとして同年5月21日に『青い実の瞳』を発売。カップリング曲「バラになって逃げよう」は、本アルバムには収録されなかった。のちにシングルA面・B面曲を集めたベストアルバム『太田裕美 Singles 1978-2001』に収録されている。アルバムジャケットは、白い背景に青のモノトーンで太田の顔写真を写したシンプルなもので、シングルとアルバムは同じ写真のポーズ違いとなっている。

前作・前々作からのニュー・ウェイヴ路線、テクノ歌謡路線を推し進めた異色のアルバム。前作と同様に従来のファンからは賛否両論が巻き起こったが[1]、「『木綿のハンカチーフ』の太田裕美」のイメージを突き崩すべくテクノ・ポップ路線を極めた実験的作品となった。

同年11月21日に発表された次作の3曲入りシングル『雨の音が聞こえる』では、作詞に銀色夏生を起用しつつも作曲は筒美京平が手がけ、イントロに「木綿のハンカチーフ」のフレーズを使うなど原点回帰した作品となっている。翌1985年1月26日に太田は福岡智彦と結婚し、子育てなどのため1996年まで音楽活動を休止。ニューアルバムの発表は1998年の『魂のピリオド』まで途絶えることとなった。

収録曲

  1. 青い実の瞳
  2. ランドリー
  3. 花さそう鳥目の恋人
    • 作詞:山元みき子/作曲:川島UG
  4. ささら
    • 作詞:山元みき子/作曲:太田裕美
  5. グッバイ・グッバイ・グッバイ
    • 作詞:山元みき子/作曲:川島UG
  6. 夏へ抜ける道
    • 作詞・作曲:太田裕美
  7. よそ見してると…
    • 作詞・作曲:杉林恭雄
  8. チラチラ傘しょって
    • 作詞:山元みき子/作曲:板倉文
  9. ロンリィ・ピーポーIV
  10. ねえ、その石は
    • 作詞:山元みき子/作曲:板倉文

脚注

  1. ^ a b TAMATEBAKO - ソニー・ミュージックエンタテインメント

関連項目

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