TAEバッファーとTBEバッファーの比較
TAEバッファーとTBEバッファーには以下のような違いがある。一般的に、アガロースゲル電気泳動には1xTAEまたは0.5x TAE、ポリアクリルアミドゲル(PAGE)には1xTBEが使用される。
核酸の回収率
TBEはゲルからのDNAの回収率が低いということがあるので、アガロースゲル電気泳動の場合は主にTAEが用いられてきました。ただ、最近の市販の回収キットは、TAE,TBEいずれからでも回収できるようになってきています。
価格
泳動速度
TBEの方がイオン強度が高いため、早く流れます。TAEだと長時間流すことになるので、温度が上がってしまいます。特に泳動槽が小さい場合は注意が必要です。戻ってきたら湯気が上がっていた、ということのないように・・・
また、蛍光ラベルされたプローブの場合は、温度上昇や温度上昇にともなうpHの低下が蛍光色素に悪影響を与えるかもしれません。
緩衝能力

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