スーパー1600
2001年からWRCに設定されたカテゴリー。1.6LまでのFWDマシンをベースとしており、レースのF3のように若手ドライバーの登竜門となることが期待される。そのためにレギュレーションで車両価格の最高額を規定(10万ユーロ)するなど、だれにでも手が出しやすいものとなる努力がなされている。また、車両面では駆動系のすべてのコンピューターデバイスの使用禁止、吸気マニホールド径の制限などで出力を規制するなど、ドライバーの金銭負担軽減にさまざまなことが考慮されている。02年にはジュニアWRC、JWRCと名を変えて世界選手権に格上げ。03年には当初の6戦から7戦にラリー数が拡大されている。このスーパー1600はグループNに代わるカテゴリーとしても期待され、プジョー、シトロエン、フィアットなどヨーロッパメーカーが参加に意欲をみせる。一方、日本でもスズキがスーパー1600仕様のスイフトを製作。02年からJWRCへの挑戦を始めた。
- Super1600のページへのリンク