胸骨角
【英】:Angulus sterni,Sternal angle
ルイ角ともよばれる。胸骨柄と胸骨体が結合するところは、前方に角張って突出するもので、この突出そのものを胸骨角と呼ぶ。この結合部の側面にある切痕は第2肋軟骨が関節する場所である。すなわち胸骨角は皮膚の上からでも横走する隆起として容易に触れることができるので、生体で第2肋骨を定めるのに胸骨角が最良の目印になるのである(生体では第1肋骨は鎖骨の下に隠れているので、ほとんどふれられない。したがって第2肋骨の同定が肋骨番号を定めるうえにきわめて重要である)。立位では第4~第5腰椎レベルにあり、この高さの想定平面を胸骨角平面という。この角は虚弱体質ではより小さい。フランスの内科医Pierre Charles Louis (1787-1872)の名を冠する。
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