シャドウ・DN9とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > シャドウ・DN9の意味・解説 

シャドウ・DN9

(Shadow DN9 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/04 23:42 UTC 版)

シャドウ・DN9
シャドウ・DN9(2008年・シルバーストン)
カテゴリー F1
コンストラクター シャドウ
デザイナー トニー・サウスゲイト
先代 シャドウ・DN8
後継 シャドウ・DN11
主要諸元
エンジン フォード・コスワースDFV 2993cc V8 NA ミッドエンジン
タイヤ グッドイヤー
主要成績
チーム シャドウ・レーシング・カーズ
ドライバー ハンス=ヨアヒム・スタック
クレイ・レガツォーニ
ヤン・ラマース
エリオ・デ・アンジェリス
出走時期 1978 - 1979年
通算獲得ポイント 7
初戦 1978年アメリカGP
出走
回数
優勝
回数
ポール
ポジション
ファステスト
ラップ
26 0 0 0
テンプレートを表示

シャドウ・DN9 (Shadow DN9) は、トニー・サウスゲイトによって設計したフォーミュラ1カーで、1978年から1979年までシャドウチームによって使用された。

概要

シャドウ・DN9

トニー・サウスゲイトがシャドウ在籍時に製作した最後のF1マシンで、第4戦アメリカ西グランプリから投入された。エンジンはフォード・コスワース・DFVエンジンを搭載、グッドイヤータイヤを装着。

1978年

ドライバーはエンサインからクレイ・レガツォーニブラバムからハンス=ヨアヒム・スタックを獲得したが、後方集団に埋もれ、名手レガツォーニでさえ5回予選落ちを喫するが、それでもレガツォーニ、スタックのドライビングで5位3回入賞した。

1979年

1979年型のDN9

1979年も引き続き使用し、ドライバーはレガツォーニ、スタックといったベテランからヤン・ラマースエリオ・デ・アンジェリスとルーキー2人を起用したが、予選での後方位置は相変わらずで、入賞はアンジェリスが最終戦で4位のみと低迷した。

訴訟問題

DN9を製作したサウスゲイトはその後、アラン・リース、ジャッキー・オリバーと共にチームから離脱し、アロウズを設立。サウスゲイトはDN9の図面をもとにしたマシン「FA1」を製作したが、マシンがあまりにもDN9と酷似していたことから、チームはコピーではないかと裁判(いわゆる「コピーマシン問題」)となり、結果はシャドウ陣営が勝訴した。一方敗訴となったアロウズはFA1の使用は禁止され、シーズン終盤に再設計した「A1」でデビューをせざるを得なくなった。

スペック

シャーシ

エンジン

  • エンジン名 フォードDFV
  • 気筒数・角度 V型8気筒・90度
  • 排気量 2,993cc
  • 最大出力 510馬力

記録

1978年(前年型シャドウ・DN8の成績を含む。)

  • コンストラクターズランキング11位。
  • ドライバーズランキング16位(クレイ・レガツォーニ)予選最高位8位1回 決勝最高位5位1回
  • ドライバーズランキング18位(ハンス=ヨアヒム・スタック)予選最高位15位2回 決勝最高位5位2回

1979年

  • コンストラクターズランキング10位。
  • ドライバーズランキング-位(ヤン・ラマース)予選最高位14位1回 決勝最高位9位1回
  • ドライバーズランキング15位(エリオ・デ・アンジェリス)予選最高位121回 決勝最高位4位1回



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「シャドウ・DN9」の関連用語

シャドウ・DN9のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



シャドウ・DN9のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシャドウ・DN9 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS