SPOT 1号・2号・3号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/04 05:55 UTC 版)
「SPOT」の記事における「SPOT 1号・2号・3号」の解説
1986年以来SPOT衛星が周回しており1000万枚を超える画像が撮影された。SPOT1号はアリアン2ロケットで1986年2月22日に打ち上げられた。2日後1800 kgのSPOT1号は空間分解能10から20mの最初の画像を送信した。SPOT2号は1990年1月22日に、SPOT3号は1993年9月26日にそれぞれ軌道に加わった。 衛星は同時または個別に2つのモードで運用できる2台の同型のHRV(高解像度可視光)撮像装置を備える。2波長モードはパンクロマチックと複数の波長で撮像する。パンクロマチックモード帯域での解像度は10mで3波長帯域(緑、赤、近赤外)では解像度は20mである。それらの撮像範囲は3600 km2で緯度に応じて1日から4日の間隔で再び訪れる。 大気の影響により徐々に高度が低下して2003年にSPOT1号は軌道から外れた。SPOT2号は2009年7月半ばにIADC (国際スペースデブリ監視委員会)-の要請を受けた事によって2週間後、2009年7月29日に軌道を離脱した。SPOT3号は安定装置の問題により機能していない。
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