SDNを使用したグループデータ配信
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 07:11 UTC 版)
「ソフトウェア定義ネットワーク」の記事における「SDNを使用したグループデータ配信」の解説
データセンター全体で実行される分散アプリケーションは、通常、同期、障害回復力、ロードバランシング、およびデータをユーザーに近づけるためにデータを複製する(これにより、ユーザーのレイテンシが減少し、認識されるスループットが向上する)。 また、Hadoopなどの多くのアプリケーションは、データセンター内のデータを複数のラックに複製して、フォールトトレランスを向上させ、データの回復を容易にする。 これらすべての操作には、1つのマシンまたはデータセンターから複数のマシンまたはデータセンターへのデータ配信が必要である。 1台のマシンから複数のマシンにデータを確実に配信するプロセスは、Reliable Group Data Delivery(RGDD)と呼ばれる。 複数の発信ポートへの転送を許可するルールをインストールすることにより、SDNスイッチをRGDDに使用できる。 たとえば、OpenFlowはバージョン1.1 以降、これを可能にするグループテーブルをサポートしている。 中央コントローラーは、SDNを使用して、RGDDの転送ツリーを注意深くインテリジェントにセットアップできる。 このようなツリーは、パフォーマンスを向上させるためにネットワークの輻輳/負荷状態に注意を払いながら構築できる。 たとえば、MCTCP は、データセンターネットワークの通常の構造化トポロジに依存するデータセンター内の多くのノードに配信するためのスキームであり、DCCast とQuickCast は、データセンター間でデータとコンテンツを高速かつ効率的に複製するためのアプローチである。
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