えぞのぎしぎし (蝦夷の羊蹄)
●ヨーロッパが原産です。わが国へは明治時代の中頃に渡来し、各地に広く帰化しています。道ばたや荒れ地に生え、高さは50~130センチになります。茎は直立し、葉は卵状楕円形から長楕円形で縁が細かく波打ちます。茎や葉柄、葉の中脈がしばしば赤みを帯びます。6月から9月ごろ、茎の上部の総状花序に淡緑色の花を咲かせます。萼片(翼)が卵形で縁に棘があり、果実に赤色の細かい斑点があるのが特徴です。
●タデ科ギシギシ属の多年草で、学名は Rumex obtusifolius。英名は Round-leaved dock。
エゾノギシギシ
(Rumex obtusifolius から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/04 21:26 UTC 版)
エゾノギシギシ(学名:Rumex obtusifolius)はタデ目タデ科の多年草。別名「ヒロハギシギシ」。日本にはもともと分布していない外来種。
- ^ a b c 岩槻秀明 『街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本』秀和システム、2006年11月5日。ISBN 4-7980-1485-0。
- ^ エゾノギシギシ 国立環境研究所 侵入生物DB
- ^ a b c d e 多紀保彦(監修) 財団法人自然環境研究センター(編著) 『決定版 日本の外来生物』平凡社、2008年4月21日。ISBN 978-4-582-54241-7。
- ^ a b 小林聖、藤浪寿夫、広田秀憲「エゾノギシギシ(Rumex obtusifolius L.)の生活史」『日本草地学会誌』第35巻第3号、日本草地学会、1989年10月31日、 206-211頁、 NAID 110006408374。
- ^ a b 種生物学会 『外来生物の生態学 進化する脅威とその対策』文一総合出版、2010年3月31日。ISBN 978-4-8299-1080-1。
- 1 エゾノギシギシとは
- 2 エゾノギシギシの概要
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