R-239 (大型ミサイル艇)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/28 03:19 UTC 版)
| R-239 Р-239 |
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|---|---|---|
| 艦歴 | ||
| 起工 | 1987年10月5日 スレドネ=ネーフスキイ造船工場 | |
| 進水 | 1988年12月30日 | |
| 竣工 | 1989年9月21日 | |
| 所属 | ||
| 除籍 | 現役 | |
| 要目 | ||
| 艦種 | 大型ミサイル艇 | |
| 艦型 | 12411号計画「モールニヤ」型 | |
| 工場番号 | 210 | |
| 排水量 | 基準排水量 | 436 t |
| 満載排水量 | 493 t | |
| 全長 | 56.1 m | |
| 全幅 | 10.2 m | |
| 喫水 | 4.36 m | |
| 機関 | 2倍膨張式巡航用ガスタービンエンジンM-510 2 基 | 10,000 馬力 |
| ブースト用ガスタービンエンジンM-70 2 基 | 24,000 馬力 | |
| 推進 | 2軸推進 | |
| 電源 | ディーゼル発電機3 基 | 200 kWt |
| 速力 | 最大速度 | 41.0 kn |
| 巡航速度 | 13 kn | |
| 航続距離 | 2,400 浬/13 kn 450 浬/36 kn |
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| 行動期間 | 10 日間 | |
| 乗員 | 40 名 | |
| 武装 | 艦対艦ミサイル3M-80「モスキート」連装発射機 | 2 基 |
| 76 mm単装両用砲AK-176M | 1 基(弾数314 発) | |
| 30 mm6砲身機関砲AK-630M | 2 基(弾数1,000 発) | |
| 個艦防空用艦対空ミサイル9K38「イグラ」発射機 | 1 基(弾体16 発) | |
| レーダー | ミサイル管制・水上捜索照準レーダー34K1「モノリート」 | 1 基 |
| ミサイル誘導レーダーMR-405 | 1 基 | |
| 射撃管制レーダーMR-123「ヴィーンペル」 | 1 基 | |
| 航法レーダー「ドン」 | 1 基 | |
| 電子戦装備 | 電子戦対抗装置「ヴィーンペルR2」 | 1 基 |
| チャフ・フレア発射機PK-10 | 2 基 | |
R-239(ロシア語:Р-239エール・ソーラク・シェースチ)は、ソ連・ロシア連邦の大型ミサイル艇(Большой ракетный катер)である。
概要
R-239は、1241.1M号計画「モールニヤ」型大型ミサイル艇の1 隻としてスレドネ=ネーフスキイ造船工場で建造された。1987年10月5日に起工、1988年12月30日に進水、1989年9月21日には竣工し、ソ連海軍黒海艦隊の第41ミサイル艇旅団第295スリンスク赤旗受賞ミサイル艇旅団に配備された。
1991年末にソ連が崩壊すると、R-239はロシア海軍に編入された。2004年に中期修理が予定された際には主機の換装に加え、従来の近接防御システムAK-630Mを新型の防空モジュール「パラーシ」("Палаш":刀あるいはロシアの重騎兵が用いた幅広の剣のこと)に交換することが検討された。しかし、結局はR-239にこの最新兵器は搭載されず、代わりにR-60に装備された。R-239は従来の装備のまま現役に就いている。
外部リンク
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