88式汎用機関銃とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 88式汎用機関銃の意味・解説 

88式汎用機関銃

(QJY88 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/04 10:29 UTC 版)

88式汎用機関銃
種類 汎用機関銃
原開発国 中国
運用史
配備先
開発史
製造業者 雲南西儀工業有限公司
製造期間 2000年 — 2016年[1]
諸元
重量 11.8 kg (26 lb)
全長 1,321 mm (52.0 in)
銃身 600 mm (24 in)

弾丸 5.8×42mm重弾
口径 5.8mm
発射速度 800—1,000発/分
最大射程 1,000 m
装填方式 ベルト給弾式200発
テンプレートを表示

88式汎用機関銃(中国語:88式通用机枪、英語:QJY88)は、1980年代後半から1990年代にかけて中国によって開発された機関銃の一種である[1]

開発

中国人民解放軍陸軍では、汎用機関銃7.62x54mmR弾を用いる67式通用機槍を用いてきた。1980年にはPK汎用機関銃デッドコピーした80式通用機槍も開発されたが、これらは主力のアサルトライフルである56式自動歩槍81式自動歩槍分隊支援火器である56式班用機槍81式班用機槍が用いる7.62x39mm弾と互換性が無く、兵站上の問題となっていた。

1980年代、新型の弾薬である5.8×42mm弾を用いるアサルトライフル(95式自動歩槍)の開発が始まり、共通の弾薬を用いて67式通用機槍を置き換える新型汎用機関銃の開発が始まった。開発は雲南西儀工業有限公司によって1988年に始まり、1989年7月に最初の試作銃が設計された後、1999年7月に設計の最終承認を受けた。採用された88式通用機槍は、1999年に開催された「中華人民共和国建国50周年記念展」で初公開された。

設計

作動方式は機関銃に多く用いられるガス圧作動方式で、銃弾は200発の弾帯で供給される。二脚が標準装備されているほか、穴の開いた銃床やキャリングハンドルを有し、持ち運びを容易にする設計となっている。 7.62x54mmR弾を使用する機関銃をより小口径の5.8×42mm弾で更新するにあたり、威力や射程を担保するために重弾と呼ばれる弾頭重量を増やした弾薬を使用する[1]

運用

2000年頃より調達と配備の始まった88式通用機槍だが、重弾を用いてさえ威力は7.62x54mmR弾を使用する機関銃に劣るものであった。

これは汎用機関銃として重機関銃のように運用する場合には、中国軍の歩兵大隊に編成される重機関銃小隊はより大威力の12.7x108mm弾を使用する85式高射機槍89式重機槍も運用していたため、さらに増して比較にならないほど劣る威力であった。

また軽機関銃として運用する場合には95式自動歩槍二脚ドラムマガジンを備えた95式班用機槍と比較されたが、重弾を使用する為に完全な弾薬互換性が無く、渡河の際には水没させないよう浮き具を要したために部隊の機動性を損なってしまった。

このように重機関銃と軽機関銃のどちらの任務も果たせる汎用機関銃として開発されながら、どちらの用途であってもより優れた選択肢となる機関銃が存在していたため、部隊による調達と運用は消極的なものとなり、2016年に製造が終了された。製造終了されるまでの製造数は2万丁に満たない[1]

採用国

脚注

  1. ^ a b c d 世界最轻的88式通用机枪,为什么仅十几年就被我军迅速作废” (Chinese). 搜狐 (2019年5月6日). 2026年3月28日閲覧。

外部リンク

  1. http://www.military-today.com/firearms/qjy_88.htm
  2. https://web.archive.org/web/20180812083234/https://www.slguardian.org/chinese-arms-in-ltte-hands/



英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語
  •  88式汎用機関銃のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「88式汎用機関銃」の関連用語

88式汎用機関銃のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



88式汎用機関銃のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの88式汎用機関銃 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS