パブリックインボルブメント public involvement
全体 ★☆☆☆ 60歳以上 ★☆☆☆
この計画策定手続きとして,
行政による計画の策定を,住民や市民の参加を積極的に募って行うこと
- 「パブリックコメント」が,住民や市民に意見を求める制度であるのに対して,「パブリックインボルブメント」は,住民や市民に計画の策定への参画を求めるものである。
- 1990年代後半から道路建設や河川改修などの計画策定に際して,この方式が試みられるようになった。今後普及が図られる概念だと思われるが,そのためにも,分かりやすい言い換えや説明付与が望まれる。
- 現在の日本で行われているものは,道路や河川の周辺住民に参画を求める場合が多く,「住民参画」と言い換えるのが最も分かりやすい。市民一般や関連団体など,周辺住民よりも広い範囲に参画を求める場合は,「市民参画」と言い換えることも考えられる。
- 「PI」という略語が使われる場合もあるが,分かりにくい。
住民参画
(Public Involvement から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/09 07:43 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動住民参画(じゅうみんさんかく、英語: Public Involvement, PI)とは、情報公開、住民の意見聴取といった従来の「住民参加」にとどまらず、多様な住民意見を反映し、住民の視点を生かした政策を行うために、地域政策の計画立案、意思決定において、行政と住民との意見交換、合意形成を行うことである。
市民参加、住民参加が伴う街づくりの各分野で使われるようになってきているが、パブリックインボルブメントの元々は、道路行政における計画策定に際して、市民に広く意見を求め、市民の意志を確認するための調査を行い、かつ計画策定のプロセスを市民と共有する仕組みであった。
効果
住民の合意に基づいて地域計画が作られるため、計画の推進に際しては、住民の協働、理解が得られやすくなる。
問題点
他方、実際に住民参画が行われる際には、一般的に合意形成までに多くの時間、経費、労力が必要になるとされる。また、住民に参画の経験の少ない場合、住民の発言が行われず形骸化してしまうこともある。
現状
自治体等では住民意見の調整などのルール作りが進められている。
市民参画と住民参画
住民参画は地域性が重視される。「OO市市民参画」と言う場合、基本的には、ある一定の地域的な範囲を持つため、住民参画と同様の意味を持つ。 しかし、市民の語義は多義的で、地域性があいまいである。どの範囲の参画を求めるか(非住民の参加など)については個々のケースによる。
関連項目
- 協働
- コミュニティガバナンス
- 住民運動
- 市民活動
- 市民参画
- 男女共同参画
- まちづくり
- 首都高速神奈川7号横浜北西線 - 日本で初めて、計画段階から住民参画を取り入れた首都高速道路。
「public involvement」の例文・使い方・用例・文例
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