PTCサーミスタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/13 07:32 UTC 版)
PTCサーミスタはある温度をこえると温度の上昇に対して急激に抵抗が増大するサーミスタである。温度センサのほか、電流を流すと自己発熱によって抵抗が増大し、電流が流れにくくなる性質を利用して電流制限素子として用いられる。また、ヒューズを置き換える回路保護素子として利用される。 自己温度制御機能を持つため、ヒーターに利用するとサーモスタットや特別な制御回路なしで加熱を防ぐことができ、温度上昇に伴って発熱量が減るため節電にもつながる。日射や遮蔽物などによってヒーターの一部分が高温になった場合も、その部分だけ発熱を抑えることができる。
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