Phase III
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 08:36 UTC 版)
第I相および第II相臨床試験の成功を受けて、FDAは第III相臨床試験を優先承認審査(英語版)対象に指定した。これらの試験では、ペガプタニブは、2つの同一の偽薬対照二重盲検無作為化臨床試験で、其々約2年間に亘って研究された。この試験では、滲出型(血管新生)型加齢黄斑変性症の患者約1200名を無作為にグループ分けし、プラセボ投与、または指定されたペガプタニブ0.3mg、1mg、3mgを6週間ごとに眼内注射した。本試験に登録された1200名の患者のうち、約892名が用量の異なるペガプタニブを投与され、約298名がプラセボを投与された。1年目が終了した時点で、試験を継続する患者は2年目の試験に再割り付けされた。 本試験の主要評価項目は、54週間の評価期間中に、ベースラインからの視力低下が15文字未満であった患者の割合で示された。 初年度の結果は、ペガプタニブの有望な結果を示すものであった。主要評価項目である0.3mg投与群では、統計学的に有意な結果が得られた。 Study 1: ペガプタニブ 73% vs. プラセボ 60% Study 2: ペガプタニブ 67% vs. プラセボ 53% また、平均して、ペガプタニブ 0.3mg投与患者もプラセボ投与患者と同様に視力低下が続いていた。しかし、視力低下の割合は、プラセボ治療を受けた患者に比べて有意に低いものであった。 さらに、2年目の治療は1年目よりも効果が低いことも明らかになった。有効性の主要評価項目の結果は下記の通りであった。 Study 1: ペガプタニブ 57% vs. プラセボ 56% Study 2: ペガプタニブ 61% vs. プラセボ 34%
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