NFVモジュール性のメリット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 09:53 UTC 版)
「ネットワーク仮想化」の記事における「NFVモジュール性のメリット」の解説
VNFを提供するソフトウェアを設計および開発する場合、ベンダーはそのソフトウェアをソフトウェアコンポーネントに構造化し(ソフトウェアアーキテクチャの実装ビュー)、それらのコンポーネントを1つ以上のイメージにパッケージ化する(ソフトウェアアーキテクチャの展開ビュー)場合がある。これらのベンダー定義のソフトウェアコンポーネントは、VNFコンポーネント(VNFC)と呼ばれる。 VNFは1つ以上のVNFCで実装され、一般性を失うことなく、VNFCインスタンスがVMイメージに1:1でマップされると想定される。 VNFCは通常、スケールアップおよび/またはスケールアウトできる必要がある。柔軟な(仮想)CPUを各VNFCインスタンスに割り当てることができるため、ネットワーク管理レイヤーはVNFCをスケールアップ(つまり、垂直方向にスケール)して、単一のシステムまたは単一のプラットフォームで期待されるスループット/パフォーマンスとスケーラビリティを提供できる。同様に、ネットワーク管理レイヤーは、複数のプラットフォームでVNFCの複数のインスタンスをアクティブ化することにより、VNFCをスケールアウト(つまり、水平方向にスケールアウト)できるため、他のVNFC機能の安定性を損なうことなく、パフォーマンスとアーキテクチャの仕様に到達できる。 このようなアーキテクチャの青写真を早期に採用した人は、すでにNFVのモジュール性の原則を実装している。
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