naevisとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > naevisの意味・解説 

naevis

(Nævis から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/07 09:34 UTC 版)

nævis
別名 naevis
出身地 韓国 ソウル特別市
ジャンル K-POP
活動期間 2020年 -
レーベル SM Entertainment
事務所
公式サイト 公式サイト
テンプレートを表示

naevis(ナイビス[1]: 나이비스nævis[注 2])は、韓国のバーチャルアーティスト。SMエンタテインメント所属。2024年9月10日シングル「Done」でデビュー[2]

概要

BoA東方神起少女時代SHINeeNCTaespaらが所属する韓国の大手事務所SMエンタテインメント初のバーチャルアーティスト。バーチャルアーティストのアイデアは、2017年にR&Dプロジェクトの一環として始まった[3]

SMのバーチャルIPセンターが制作するnaevisは、2020年に同社からデビューした4人組ガールズグループ・aespaの世界観ストーリーの中に登場したキャラクター。彼女は以前、aespaが展開していたリアルワールドとデジタルワールド(KWANGYA)を自由に移動できる独自の能力「P.O.S(Port of Soul)」を開き、aespaを助けるKWANGYAの案内人として登場した[4]。aespaとの様々なコラボレーションを経て、2024年には案内人から転身し、バーチャルアーティストとして本格的にデビューした[5]

最新のテクノロジーを活用し、多様なプラットフォームとコンテンツ、メディアにあわせて柔軟に変化する「フレキシブル・キャラクター」として活動。naevisには特定のモデルはおらず、AIボイス技術で作り出した声や、生成系AIで製作したコンテンツなどが特徴である[5]。特に彼女の声は、複数の声優から採取したサンプルの組み合わせから作成されている[3]

aespaとnaevis

aespaの世界観

aespaは、元々「現実世界(リアルワールド)」に存在するアーティストであるメンバーと仮想世界「FLAT」に存在するアバターメンバーが、デジタル世界を通じてコミュニケーションし、成長していくというストーリーを持ったグループ。

この世界観の中では、リアルワールドのアーティストを「aespa」、FLATのアバターメンバーを「æ-aespa」と呼び、P.O.Sが開かれることで、リアルワールドとFLATを移動できる。またaespaとæ-aespaがつながり合った状態を「SYNK(シンク)」と呼び、SYNKのレベルが最高潮に達するとæ-aespaが、リアルワールドでaespaと出会うこと(REKALL)ができるという設定である[6]

aespaとnaevisの関係性

映像外部リンク
ep.1 Black Mamba
ep.2 Next Level
ep.3 Girls (Don’t you know I’m a Savage?)

naevisは、FLATでaespa達の案内人となり、aespaとæ-aespaをサポートする助っ人として活躍するキャラクターであった[6]

実際にaespaの「Next Level」や「Savage」のミュージックビデオには、naevisの出演シーンがあり、楽曲の歌詞にも登場。さらに、3rdミニアルバムMY WORLD』収録曲「Welcome To MY World」には、naevisがフィーチャリングで参加[6][7]。さらに、2024年に開催されたaespaのワールドツアー「2024 aespa LIVE TOUR - SYNK : PARALLEL LINE」にも出演し、サプライズステージを披露した[8]

このほか、aespaの公式YouTubeチャンネルで公開されている「SM Culture Universe」では、aespa・æ-aespa・naevisの関係性やストーリーが詳しく紹介されている。

来歴

aespaの案内人として:2020年 - 2022年

2020年10月、aespaのメンバー・カリナをフィーチャーした「My, Karina」というタイトルの動画で、初めて紹介された[9]。また、2021年には、aespaの楽曲「Next Level」「Savage」、2022年には「Girls」のミュージックビデオに登場した[6][10][11]

バーチャルアーティストして:2023年 - 現在

2023年

  • 2月3日、SMエンタテインメント(以下、SM)が発表した「SM 3.0」にて、バーチャルアーティストのデビューについての言及がされた。また、SM内にバーチャルアーティストの制作及び運営管理を専任する「仮想アーティスト/IP制作センター」を新設すると発表した[12]
  • 5月2日、aespaの3rdミニアルバムMY WORLD』収録曲「Welcome To MY World」に、フィーチャリングとして参加[7]。5月8日のアルバムリリースに先駆け、先行リリースされた[13]

2024年

  • 6月29日・30日、aespaの単独コンサート「2024 aespa LIVE TOUR - SYNK : PARALLEL LINE」に登場し、サプライズステージを披露[8]。8月に開催された東京ドーム公演にも登場した[14]
  • 8月21日、公式SNSHPがオープンし、ティザー映像が公開された[15][16]
  • 9月10日、シングル「Done」をリリースし、デビュー[2]。12月20日には、リミックスバージョンが収録されたデジタルシングル「iScreaM Vol. 35 : Done Remix」をリリース[17]
  • 11月1日から12月27日に開催された、文化マルチプレックススペース「TOKYO NODE」と人気ラジオ局J-WAVE」が共催する新感覚の没入型音楽体験ミュージアム「MUUUSE : MUSIC MUSEUM~音に触れる、光を聞く。身体が反射する。~」のコラボアーティストに抜擢[18]
  • 12月11日、SMと韓国放送局・MBCが、業務協約(MOU)を締結。メディア・コンテンツ分野バーチャル産業の発展および、naevisのIPを活用したコンテンツ制作を通して、相互協力しながら共同目標の達成、持続可能な成果達成を上げる計画を発表[19]

2025年

ディスコグラフィ

配信限定シングル

配信日 タイトル 規格 収録アルバム
SMエンタテインメント レーベル[注 3]
2024年9月10日 Done デジタル・ダウンロード 未収録
2024年12月20日 iScreaM Vol. 35 : Done Remix
2025年8月7日 Sensitive

参加作品

ミュージックビデオ

公開日 タイトル 備考 リンク
2021年 5月17日 Next Level [注 4]
10月5日 Savage ▶︎
2022年 7月8日 Girls ▶︎
2023年 5月2日 Welcome To MY World (feat. nævis)
2024年 9月10日 Done
12月20日 Done (IMLAY & 2Spade Remix)

出演

公演

脚注

注釈

  1. ^ 2025年6月、ストリームメディアコーポレーションより商号変更。
  2. ^ 正式表記は「nævis」。(aとeを一文字「æ」で表記)
  3. ^ ScreaM Recordsの「iScreaM」プロジェクトによるリミックスバージョンの作品は、SMエンタテインメント・ScreaM Records レーベル。
  4. ^ aespaの作品

出典

  1. ^ nævis(ナイビス)、ついにベールを脱ぐ!”. PR TIMES (2024年9月10日). 2025年3月6日閲覧。
  2. ^ a b “SM初のバーチャルアーティスト”nævis、デビュー曲「Done」のMVを公開…様々なスタイルに一瞬で変身”. Kstyle (2024年9月10日). 2025年1月8日閲覧。
  3. ^ a b Inside naevis: SM Entertainment reveals how its virtual idol was made” (英語). koreajoongangdaily.joins.com (2024年10月16日). 2025年1月9日閲覧。
  4. ^ SMエンターテインメント初のバーチャルアーティスト naevis、9月デビュー ティザー映像も公開”. Real Sound|リアルサウンド (2024年8月23日). 2025年1月9日閲覧。
  5. ^ a b SMエンタ初のバーチャルアーティスト「naevis」が9月に本格デビュー aespaを助ける案内人から“転身””. ORICON NEWS. 2025年1月8日閲覧。
  6. ^ a b c d aespa世界観が生んだnaevis(ナイビス)徹底解説 SM初バーチャルアーティストとして9月デビュー”. モデルプレス (2024年8月18日). 2025年1月9日閲覧。
  7. ^ a b SMエンタのバーチャルアーティスト「ナビス」、「aespa」の「Welcome To MY World」にフィーチャリング参加”. KNTV Web Magazine (2023年4月26日). 2025年1月8日閲覧。
  8. ^ a b c aespaのコンサートにサプライズ登場!SMエンタ初の“バーチャルアーティスト”、神秘的なステージで話題”. スポーツソウル. 2025年1月8日閲覧。
  9. ^ SM Entertainment partners with telco LG Uplus on AI-driven content for virtual artist Naevis” (英語). Music Business Worldwide (2024年9月2日). 2025年1月11日閲覧。
  10. ^ aespa、タイトル曲「Savage」MV公開…中毒性のある歌詞&アバターたちと作り上げるストーリーに注目”. Kstyle (2021年10月6日). 2025年1月11日閲覧。
  11. ^ aespa、タイトル曲「Girls」MV公開…パワフルなパフォーマンスに注目”. Kstyle (2022年7月8日). 2025年1月11日閲覧。
  12. ^ SM、今年3組のデビューを予告!新たな体系「SM 3․0」を発表…レーベルシステムの導入”. Kstyle (2023年2月3日). 2023年7月31日閲覧。
  13. ^ aespa、新曲「Welcome To MY World」MV公開…夢幻的な雰囲気”. Kstyle (2023年5月2日). 2025年1月8日閲覧。
  14. ^ a b aespa、海外女性歌手で史上初!2年連続となる東京ドーム公演が大成功…2日間で9万4000人が熱狂”. Kstyle (2024年8月19日). 2025年1月8日閲覧。
  15. ^ “SM初のバーチャルアーティスト”nævis、9月にデビュー決定!予告映像をサプライズ公開”. Kstyle (2024年8月21日). 2025年1月8日閲覧。
  16. ^ 「SM ENTERTAINMENT初バーチャルアーティスト」naevis (ナイビス)、9月本格デビュー!”. smtown-official.jp. 2025年1月8日閲覧。
  17. ^ 「nævis」、デビュー曲「Done」がリミックスバージョンで生まれ変わる - Hwaiting!/ファイティン!”. hwaiting.me (2024年12月20日). 2025年1月8日閲覧。
  18. ^ UVERworld、角野隼斗、naevis(ナイビス)、蓮沼執太が没入型音楽体験ミュージアム『MUUUSE』に参加決定”. THE FIRST TIMES. 2025年1月8日閲覧。
  19. ^ SMエンタ、バーチャルアイドル“naevis”のIPを活用!放送局MBCとバーチャル産業発展のためMOU締結|よろず〜ニュース”. よろず〜ニュース (2024年12月12日). 2025年1月9日閲覧。
  20. ^ 「SMTOWN LIVE」に98人のアーティストが集結!超豪華コラボから練習生の初公開も…5時間のステージに熱狂”. Kstyle (2025年1月13日). 2025年1月22日閲覧。
  21. ^ SMアーティスト計14組が参加!創立30周年記念タイトル曲「Thank You」MV公開”. Kstyle (2025年2月14日). 2025年2月25日閲覧。
  22. ^ “SM初のバーチャルアーティスト”nævis、新曲「Sensitive」MV公開…神秘的な世界観に注目”. Kstyle (2025年8月7日). 2025年8月7日閲覧。
  23. ^ “「aespa」の協力者”naevisがP.O.Sを開いて「文明特急」に出演”. wowKorea(ワウコリア) (2024年9月28日). 2025年1月9日閲覧。
  24. ^ 「SMTOWN LIVE」に98人のアーティストが集結!超豪華コラボから練習生の初公開も…5時間のステージに熱狂”. Kstyle (2025年1月13日). 2025年1月22日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  naevisのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

naevisのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



naevisのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのnaevis (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS