Model 4
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/23 22:24 UTC 版)
1983年4月、Model III の後継として Model 4(アラビア数字で表記するようになった)がリリースされ、CP/Mを正式にサポートするようになった。 従来のモデルでは BASIC ROM をハード的に細工して 0番地以外に移動させないと CP/M を動作させることはできなかった。そのため、サードパーティが CP/M サポートのためのアドオンボードを販売していた。あるいは、CP/M自体を修正してゼロ番地以外で動作できるようにしていたが、その場合はアプリケーションも修正が必要である。Model 4 では80×24文字の表示モードがCP/M用に追加されている。 Model 4 に同梱された TRSDOS 6 は Logical Systems の LDOS を拡張したもので、従来のTRSDOSよりずっと強力である。TRSDOS 6 を立ち上げると80×24文字表示モードとなり、64KBの全メモリ空間にRAMがマッピングされる。Model III 用OSディスクを使えば、Model 4 で Model III のソフトウェアを実行可能であり、その場合は64×16文字表示となり、ROMがゼロ番地からマッピングされる。 Model 4 でオプションのカードを使えば、640×240または512×192の高解像度モノクログラフィックスが可能である。派生モデルとして、持ち運び可能で小型のミシンのような形状をした Model 4P が1983年にリリースされた。 初期の Model 4 の基板にはZ8000という16ビットCPUを搭載できるようになっていたが、そのためのオプションがリリースされることはなかった。
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