MAD_JAMIEとは? わかりやすく解説

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MAD JAMIE

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/24 13:40 UTC 版)

MAD JAMIE(マッド・ジェイミー)は、日本の女性パンク・ロックアイドル。5人組アイドルグループとして2021年にデビューし、2023年3月に活動を終了。同年5月よりメンバーの感情線あくびソロプロジェクトとして再始動し活動している。

MAD JAMIE
出身地 日本
ジャンル
活動期間 2021年 -
レーベル
  • LB Record
  • LED GROUND
事務所 LOHIVE[1]
公式サイト mad-jamie.com
メンバー
  • 感情線あくび (2021年4月 - )
旧メンバー
  • ハレン・チユキ(2021年4月 - 2021年12月)
  • 榮倉ウニ(2021年4月 - 2023年3月)
  • 鈴木ルナチ(2021年4月 - 2023年3月)
  • サキ・パニョール(2021年4月 - 2023年3月)
YouTube
チャンネル
活動期間 2021年 -
ジャンル 音楽
登録者数 2420人
総再生回数 371,501回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2025年3月24日時点。
かんじょうせん あくび
感情線あくび
プロフィール
別名義 高槻あくび(旧名)
生年月日 1998年1月19日
現年齢 27歳
出身地 愛知県
活動
デビュー 2017年
所属グループ
アイドル: テンプレート - カテゴリ

キミイロプロジェクトを手がけるLOHIVE所属で[1]、同グループから派生している。国内での活動の他、ヨーロッパツアーを行うなど海外にも積極的に進出している[2]

来歴

2020年、LOHIVE所属のアイドルグループキミイロプロジェクトが解体、再編され同年8月にデビューした4つのグループの1つである「MAD VIOLET」を前身とする[1][3][4]

渋谷区宇田川発IDOL PUNK ROCK」をコンセプトに掲げる5人組アイドルグループとして2021年に活動を開始[5]ファンの総称は「Jamie」[6](媒体によっては「JAMIE」[7])。

2021年から2022年にかけて2度の東名阪ツアーを開催し、そのうち2度目のツアー『NOT YET TOUR "MAD PARADE"』開催中の2021年12月13日をもってメンバーのハレン・チユキが卒業[8]

2023年1月24日、同年3月7日のライブをもってグループ活動を終了することを発表。渋谷チェルシーホテルでワンマンライブ『BEAUTIFUL MAD DAYS -LAST BATTLE-』を開催し、同日をもって4人体制での活動を終了した[7]

2023年4月1日、グループ再始動を発表[5]。初めはメンバー編成を伏せていたが、新曲「NONFICTION」のミュージックビデオ公開などを通して活動終了時のメンバー感情線あくびによるソロプロジェクトとなることが明かされた[9]。5月16日のワンマンライブ『FUCK FOREVER』(恵比寿LIQUIDROOM)で活動を再開[5]。同ライブは初のバンドセットでのライブとなり、バンドメンバーとして金川卓矢(Dr.)、shohei(Ba.)、KNOTman(サウンドプロデューサーMani.)と特別参加のyuji(Gt./元SuG)が参加している[9]

2023年7月にはスウェーデン最大級のカルチャーフェスNärCon Sommar 2023英語版に出演した[4]

2024年には10月のZepp Shinjukuワンマンライブに向けた企画「Fxxkin' Project」を展開した[2]。第1弾企画として1月26日から2月21日まで27日連続ライヴ「The 27 Dayz」を開催。これは同企画開催直前に26歳を迎えた感情線あくびが、「ロック・スターは27歳で死ぬ」というジンクス「27クラブ」に対抗し「27歳へ向けて、27日間駆け抜けて、死なないロック・スターになるんだ」という決意を込めたものである[6]

第2弾企画として、2024年4月29日から30日の2日間、結成3周年を記念したサーキットイベント『TOKYO FUCK CITY』を開催[2]

第3弾企画として2024年5月3日から18日(現地時間)にはノルウェースウェーデンイタリアの3か国計7公演からなるヨーロッパツアー『MAD JAMIE Europa Tour 2024』を開催した[2][10]

2024年10月7日、Zepp Shinjukuにてソロ初となるワンマンライブ『All need is Fxxk!!!』を開催した[2]

評価

ライターのSHIBAは、グループ活動時代の楽曲について「激しいロックナンバーもポップなナンバーも重い割に鮮明なベースライン、抜けてくるドラムの音と重低音がしっかりした中でエッジの効いたギターが鳴る。生バンドを彷彿させる音像の中で4人の各者各様な歌声がはっきりとメロディに乗ってくる。」と評している[7]

ライターのヤコウリュウジは、グループについて「攻撃的で激しいロックサウンドが特徴」とし、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンニルヴァーナマイナー・スレットジャケットオマージュしていることを指摘している。感情線あくびはMAD JAMIEの活動を始めてから教えてもらったアーティストの中で「いちばん心が震えた」のがレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンであると語っている[11]

また、ヤコウは感情線あくびのソロプロジェクトとなって初のフル・アルバム『THIS is NONFICTION』について「激しいパンクロックやロックはもちろんのこと、これまで以上にあくびの歌心へフォーカスしたポップチューンや壮大なバラードまで並んでおり、現状維持では満足しない彼女のスタンスが投影されていると言っていいだろう」と評している[12]

ライターの山口哲生は、同アルバムについて「あくびの内面をさらに掘り下げた言葉が綴られた『baby star』や『幸せになるほど僕は不安になっていく』といった、広いステージが自ずと目に浮かぶミディアム・ナンバーも閉じ込められていて、未来への期待も膨らむ1枚」と評している[6]

年譜

2021年

  • 4月29日 – デビューライブ(東京・渋谷チェルシーホテル)[要出典]
  • 11月30日 – 東名阪ツアー『NOT YET TOUR "MAD PARADE"』初日(東京・下北沢SHELTER[8]
  • 12月13日 – ハレン・チユキが卒業[8]

2022年

  • 2月26日 – 東名阪ツアー『NOT YET TOUR "MAD PARADE"』愛知公演(名古屋・CLUB 3STAR IMAIKE)[8]

2023年

  • 1月24日 – グループ活動の終了を発表[7]
  • 3月7日 – ワンマンライブ『BEAUTIFUL MAD DAYS -LAST BATTLE-』をもって活動終了[7]
  • 5月16日 – ワンマンライブ『FUCK FOREVER』(東京・LIQUIDROOM)にて、感情線あくびのソロプロジェクトとして再始動[5]
  • 7月28日~29日 – NärCon Sommar 2023英語版スウェーデン)に出演[4][13]
  • 11月〜12月 – 『TOKYO RELEASE TOUR "THIS is NONFICTION"』[6]
  • 12月27日 – アルバム『THIS is NONFICTION』リリース[6]

2024年

メンバー

現メンバー

名前 ふりがな 出身 活動期間
感情線あくび かんじょうせん あくび 愛知県[14] 2021年4月 -

旧メンバー

名前 ふりがな 出身 活動期間
ハレン・チユキ - - 2021年4月 - 2021年12月
榮倉ウニ えいくら うに 熊本県[15] 2021年4月 - 2023年3月
鈴木ルナチ すずき るなち 神奈川県[16] 2021年4月 - 2023年3月
サキ・パニョール - 大阪府天王寺[17] 2021年4月 - 2023年3月

ディスコグラフィー

公式サイトのディスコグラフィー参照[18]

アルバム

No. タイトル リリース日 収録曲
1 FUCK FOREVER 2021年4月22日
収録曲
# タイトル 作詞 作曲・編曲
1. 「Livehouse (e) na」    
2. 「夏の夜が…」    
3. 「ヨルニジ」    
4. 「Shout the fuck up」    
5. 「Catch my life」    
6. 「セブスタ」    
7. 「クルソダ」    
8. 「金返せ」    
9. 「FUCK FOREVER」    
10. 「LAST DANCE」    
2 THIS is NONFICTION 2023年12月27日
収録曲
# タイトル 作詞 作曲・編曲
1. 「FXXK YOU VERY MUCH」    
2. 「BUREIKŌ」    
3. 「Catch my life」    
4. 「べろべろばー」    
5. 「Fight for Freedom」    
6. 「NONFICTION」    
7. 「Blue Orange」    
8. 「NO TIME TO DIE」    
9. 「show more」    
10. 「愛があふれて殺したいくらいだ」    
11. 「baby star」    
12. 「FUCK FOREVER」    
13. 「Over the moon」    
14. 「幸せになるほど僕は不安になっていく」    


シングル & EP

No. タイトル リリース日 収録曲
1 マイペンライ 2021年7月28日
  1. マイペンライ
  2. No Regret
  3. 124days
  4. ジャパニティ
2 JAMIE’s FLAG 2022年1月31日
  1. JAMIE’s FLAG
  2. MONSTER HATE
  3. Kawaii is Fuck!!
3 BUREIKŌ 2022年2月28日 BUREIKŌ
4 それになんの価値があんだよ 2022年3月31日 それになんの価値があんだよ
5 TOMORROW 2022年4月30日 TOMORROW
6 MAKUAKE / 愛があふれて殺したいくらいだ 2022年8月1日
  1. MAKUAKE
  2. 愛があふれて殺したいくらいだ
7 DUiDUi NOW (feat. パンチ丸) 2022年9月7日 DUiDUi NOW (feat. パンチ丸)
8 NONFICTION 2023年4月15日 NONFICTION
9 Over the moon 2023年5月17日 Over the moon
10 show more 2023年5月22日 show more
11 NO TIME TO DIE 2023年5月27日 NO TIME TO DIE
12 FXXK YOU VERY MUCH 2023年10月4日 FXXK YOU VERY MUCH
13 Fight for Freedom 2023年10月4日 Fight for Freedom

出典

  1. ^ a b c ARTIST”. LOHIVE -official web site-. 2025年3月24日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h 山口哲生 (2024年10月31日). “MAD JAMIE”. 激ロック. 2025年3月24日閲覧。
  3. ^ キミイロプロジェクト 解体・4グループに改編。2020年8月21日に合同でデビュー”. IDOL REPORT. サブカルチャー・パートナーズ (2020年7月22日). 2025年3月24日閲覧。
  4. ^ a b c MAD JAMIE 突き抜ける荒々しさも心に触れる繊細さも併せ持つIDOL PUNK ROCK”. muevo voice (2024年7月31日). 2025年3月24日閲覧。
  5. ^ a b c d 山口 哲生 (2023年8月17日). ““渋谷区宇田川発IDOL PUNK ROCK”を掲げるロック・アイドル MAD JAMIE――新体制で走り出した現在について、感情線あくびに訊く”. 激ロック. 2025年3月24日閲覧。
  6. ^ a b c d e 山口哲生 (2024年2月5日). ““満たされていないから踏み出せる1歩で、ここまで自分は来たと思ってる” 現体制初のフル・アルバムに刻み込まれた“MAD JAMIEの真実””. 激ロック. 2025年3月24日閲覧。
  7. ^ a b c d e SHIBA (2023年3月10日). “MAD JAMIE[ライブレポート]狂おしいほどに熱く美しい夜となった現体制ラストライブ「また生きてライブハウスで会おう!」”. Pop'n'Roll. AMIDUS (FOC inc.). 2025年3月24日閲覧。
  8. ^ a b c d 音楽ナタリー編集部 (2021年12月5日). “MAD JAMIE東名阪ツアーが開幕、次回公演は2月に名古屋で”. 音楽ナタリー. ナターシャ. 2025年3月24日閲覧。
  9. ^ a b Pop'n'Roll 編集部 (2023年5月20日). “MAD JAMIE[ライブレポート]揺るぎない覚悟をステージに刻んだ新体制初ライブ「夢の続きを始めようぜ」”. Pop'n'Roll. AMIDUS (FOC inc.). 2025年3月24日閲覧。
  10. ^ a b NBT (2024年4月15日). “Idol punk rock act MAD JAMIE embarks Europe tour 2024”. JROCK NEWS. 2025年3月24日閲覧。
  11. ^ ヤコウリュウジ (2023年4月19日). “MAD JAMIE、新体制になっても貫くノンフィクションな熱さを感情線あくびが語る”. rockinon.com. 2025年3月24日閲覧。
  12. ^ ヤコウリュウジ (2024年2月29日). “【インタビュー】MAD JAMIE、パンクロックアイドルとして自らを信じ抜いた日々と目指すべき未来が詰め込まれた新作『THIS is NONFICTION』を感情線あくびが語る”. rockinon.com. 2025年3月24日閲覧。
  13. ^ MAD JAMIE -Kawaii is Fxxk- [@madjamie_tokyo] (2023年7月28日). "MAD JAMIE -Kawaii is Fxxk-による2023年7月28日のポスト". X(旧Twitter)より2025年3月24日閲覧
  14. ^ AKUBI KANJOSEN - メンバー”. MAD JAMIE - マッドジェイミー. 2024年12月25日閲覧。
  15. ^ メンバー - MAD JAMIE - マッドジェイミー(Wayback Machine、2022年5月24日) - https://mad-jamie.com/member/2186/'.2025年03月24日閲覧。
  16. ^ メンバー - MAD JAMIE - マッドジェイミー(Wayback Machine、2022年5月24日) - https://mad-jamie.com/member/2189/'.2025年03月24日閲覧。
  17. ^ メンバー - MAD JAMIE - マッドジェイミー(Wayback Machine、2022年5月24日) - https://mad-jamie.com/member/2191/'.2025年03月24日閲覧。
  18. ^ ディスコグラフィー”. MAD JAMIE - マッドジェイミー. 2024年12月25日閲覧。

外部リンク




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