M88A2"ハーキュリーズ"
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 03:13 UTC 版)
「M88装甲回収車」の記事における「M88A2"ハーキュリーズ"」の解説
M88の開発・生産を行っていたハースコ社のBMY部門は、1994年にユナイテッド・ディフェンス(英語版)の傘下に吸収された。この結果、M88A2はユナイテッド・ディフェンスの製品として1997年に量産配備が開始された。 M88A2はエンジンが出力1050馬力のコンチネンタル製AVDS-1790-8CRディーゼルエンジンに換装され、増加装甲板やサイドスカート追加により車体重量が63.5tに増加し、引き揚げ用のブームも強化された角型断面のものに変更されている。M88A2の回収能力は70トンにまで強化され、M1A1やM1A2を運用するアメリカ陸軍、海兵隊の他、エジプトやオーストラリアなど、他のM1エイブラムス導入国でも採用されている。 2005年には、ユナイテッド・ディフェンスはBAE システムズ・ランド・システムズと合併しBAE システムズ・ランド・アンド・アーマメンツとなった。 M88を著名にした、引き倒されるフセイン像。2003年4月9日。 破壊された北朝鮮製のコクサン 170mm自走砲を牽引する海兵隊のM88A2。2008年、イラク国内。 M1A1のエンジン交換を行う海兵隊のM88A2。2012年、アフガニスタン。 ブームクレーンを展開したM88A2。海兵隊、2015年。
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