魚類の側弯症粘液胞子虫とは? わかりやすく解説

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魚類の側弯症粘液胞子虫 [Myxobolus buri,M.spinacurvatura]

 粘液胞子虫性の側弯症1967年頃から知られ、おもに養殖ブリの脳へ原虫ミキソボルスが寄生して延髄障害をおこし、脊髄骨を弯曲させる原虫病である。標記前者原虫ブリのほかムツホウボウキタマクラなど、また、後者原虫ボラ脳室認められている。しかし、現在は全国的にこの病気発生少なくなっているといわれる症状養殖初年初秋にミキソボラスのシスト(胞子嚢)が中脳室に現れはじめ、晩秋には第4脳室現れ脊柱片側弯曲し、さらに上下にも弯曲するのが特徴である。このような次第食欲不振になってやせる。
原因となる原虫ミクソゾア類の粘液胞子虫類属し球状シスト(長さ0.5mm)の中に両凸レンズ状の円形胞子(径約10μm) をつくる。今のところその生活環が明らかではなく予防・治療法もない。
なお、ミキソボラス属の他種粘液胞子虫としては、コイ(えら)や筋肉寄生する原虫(Myxobolus koi,M.toyamai,M.artus)があり、サケ科魚類にも"旋回病"の原虫(M.cerebralis)が知られている。




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