ラルズセック
英語:LulzSec、Lulz Security
国際的に活動している、いわゆるハッカー集団の一つ。2011年6月13日に米国上院議員、15日に米国中央情報局(CIA)のサーバーを攻撃したことを自ら公表し、話題を呼んでいる。
ラルズセックは、ハッカーと言うよりは、多分に愉快犯的なクラッカーの集団であるといわれている。過去にはFBI(米国連邦捜査局)に犯行声明を出した上でクラッキングを行うなど、挑戦的な犯行が多く見られる。
2011年4月にソニーが運営するオンラインサービス「プレーステーションネットワーク」が攻撃された事件については、「アノニマス」と呼ばれるクラッカー集団が関与しているとされ、メンバーの数人が逮捕されている。アノニマスとラルズセックの関係は定かでなく、同一組織ではないかとの見解もある。
2011年6月、ラルズセックは突如、自らのWebサイト上で攻撃活動の停止を宣言した。その原因は明らかにされていない。
2011年9月22日には、アメリカ連邦捜査局(FBI)が、ラルズセックの主犯格の一人と見られる男を逮捕したと発表した。逮捕された男はアリゾナ州フェニックス在住の23歳、「recursion」(リカージョン;回帰、反復)のコードネームで活動に関与していたという。
ライズセック
(LulzSec から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/22 01:34 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ラルズセック(LulzSecあるいはLulz Security)は、アノニマスから分裂したハッカー集団。数百件に上るサイバー攻撃を行い、メンバーの大半が逮捕された。
概要
ライズはネット用語で大笑いなどを意味する言葉で、笑いのためにサイバー攻撃を行うとする同グループの趣旨を色濃く反映している。この名の通り”娯楽”のために、手当たり次第サイバー攻撃を行った。アノニマスからの分派ではあるが、アノニマスのメンバーは「(その様な事は)止めるように言った」と映画We Are Legionで証言している。
リーダーのsabuことヘクター・ザビエル・モンセガーが2011年6月に逮捕されると、彼の自供と協力の元に立て続けにメンバーが逮捕された[1]。逮捕された多くのメンバーは、多くが改心し、保釈されている。当時10代だったトピアリ(本名ジェイク・デービス)は2011年7月に逮捕されて釈放されており「ほんの冗談で始めた」「何かをしたかったけれど、何をしてよいかわからず、教えてくれる人もいなかった」(ラルズ・セック時代の自分の文章や行動を思い起こすと)「寒気がする。困惑する」「学校を訪ね、13-14歳の子供たちと話すこと。引きこもりであった人物が、事件を起こして刑務所に入ることになっても、こうしてまだ生きていることを示したい」「自分が10代前半のころ、どうやって社会と折り合いを付けていくかが分からず、誰も話しかける大人がいなかった」「社会のために、人のために何かしたい」などと証言しており、彼の視点を中心に英国では芝居化もされている[2]。模造犯としてリザードスクワッドが生まれたと見られている。
関連項目
脚注
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