ドライブバイ‐ダウンロード【drive-by download】
ドライブバイダウンロード
【英】drive-by download, drive-by download attack
ドライブバイダウンロードとは、Webブラウザを通じて、ユーザーに気づかせないようにソフトウェア部品をダウンロードさせることである。
ドライブバイダウンロードの手法は、とりわけ、スパイウェアやマルウェア、コンピュータウィルスなどが侵入・攻撃を行うの経路として用いられる。この場合、ユーザーがWebサイトを閲覧しただけで自動的にスパイウェアやマルウェアがダウンロードされてしまったり、ダウンロードが実行されてもユーザーは気づくことができなかったり、というに特徴がある。また、企業のWebサイトが改ざんされ、ドライブバイダウンロードが埋め込まれてユーザーを脅かした例もある。
ドライブバイダウンロードによる攻撃は、主にWebブラウザやOSの脆弱性を突くようにして行われる。そのため、ドライブバイダウンロードによる攻撃を回避するためには、ウィルス対策ソフトやファイアーウォールの導入などを並んで、WebブラウザやOSのセキュリティパッチを更新して常に最新の状態に保つといった事柄も、主要な施策となる。
参照リンク
ドライブバイダウンロード: 危険にさらされる Web - (Kaspersky Labs)
ドライブバイダウンロード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/03 08:14 UTC 版)
ドライブバイダウンロード(Drive-by download、Drive-by download attack、通称:DBD攻撃)とは、ウェブブラウザなどを介して、ユーザに気付かれないようにソフトウェアなどをダウンロードさせる行為のことである[1][2]。
概要
ドライブバイダウンロードは、特にマルウェアなどの悪意のあるツールや悪意のあるアプリケーションを秘密裏にダウンロードさせるために用いられることが多い。この場合、ユーザが単にウェブページやウェブサイトを閲覧しただけで自動的にマルウェアがダウンロードされてしまったり、そのマルウェアが勝手に実行され、インストールされたりする。また、秘密裏にマルウェアのダウンロードや実行が行われるため、ユーザはマルウェアに侵されていることに気付きにくい[1]。
実際に、企業のウェブページが何らかの方法によって不正改竄され、ドライブバイダウンロードに用いられるスクリプトやコードがそのウェブページに埋め込まれて(インジェクションされて)しまい、不特定多数のユーザに対するマルウェアの感染源となってしまった例もある[2]。
ドライブバイダウンロードによる攻撃は、主にウェブブラウザ、OSやその他のサードパーティー製のソフトウェアの脆弱性やセキュリティーホールを突くようにして行われることが多い[1][3]。そのため、ドライブバイダウンロードによる攻撃を回避するためには、ウイルス対策ソフトやファイアウォールの導入などと並行して、ウェブブラウザ、OSやその他のサードパーティー製のソフトウェアのセキュリティパッチなどを適用して常に最新状態を保つといった事柄も、主要な施策となる[2][3]。
脚注
- ^ a b c ドライブバイダウンロードとは
- ^ a b c IT用語辞典バイナリ・ドライブバイダウンロードの解説
- ^ a b ドライブバイダウンロード:危険にさらされる Web - Kaspersky
関連項目
固有名詞の分類
マルウェア |
Upchan Vocal Cancel ドライブバイダウンロード Phorm Gumblar |
コンピュータウイルス |
Upchan W32 ドライブバイダウンロード Sasser Gumblar |
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