LispWorksとは? わかりやすく解説

LispWorks

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/03 15:04 UTC 版)

LispWorks
開発元 LispWorks Ltd.
初版 1989年 (36年前) (1989)
最新版
8.1 / 2025年3月3日 (15時間前) (2025-03-03)
対応OS Windows, macOS, Linux, FreeBSD, Solaris
プラットフォーム x86-64, ARM
対応言語 Lisp, Common Lisp
種別 コンパイラおよびインタプリタ
公式サイト www.lispworks.com 
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LispWorksは、英LispWorks社によるCommon Lispの処理系、及び統合開発環境(IDE)である。

Common Lispの処理系単体にはHarlequin Common Lispという名称がついているが、現在は、処理系、IDE共にLispWorksと呼称されることがほとんどである。

LispWorksは当初、英Harlequin社によって開発が開始され、1989年に最初のリリースが行われた。[1]

その後、HarlequinはLisp部門をXanalysとして分社化し、LispWorksの管理と権利を引き継いだが、2005年1月、Xanalys LispチームはLispWorks社を設立し、以来ソフトウェアの販売、開発、サポートを行っている。

特徴

  • Common Lisp開発環境としての完成度の高さ。Common Lisp処理系と開発環境の密な連携。これは処理系単体からではなく、開発環境全体として設計を開始したことに起因するとしている。[2]
  • CAPI(common application programming interface)を基盤とした、マルチプラットフォーム(Windows、Cocoa、GTk+、Motif)で共通のルック・アンド・フィールの実現。
  • ネイティブスレッドとSMPマルチプロセッシング
  • Unicodeサポート
  • 単体実行ファイル、シェアードライブラリ生成機能と、不要機能削除機能(ツリー・シェーカー)
  • 他言語インターフェイス(C、Java、Objective-C(macOS))
  • Common Lispで実装されたEmacs系エディタ(Hemlockに由来[3])

アドオン

  • CLIM 2.0 (Professional版)
  • Common SQL (Enterprise版)
  • KnowledgeWorks (Enterprise版)
    • Common Prolog
    • OPS5 compatible forward chaining
  • LispWorks ORB (CORBA) (Enterprise版)
  • LispWorks for Mobile Runtime

脚注

  1. ^ LispWorks 1.0 released in 1989”. 2021年1月1日閲覧。
  2. ^ comp.lang.lisp: Summary: Lucid vs. Allegro”. 2021年1月1日閲覧。
  3. ^ LispWorks® History”. 2021年1月1日閲覧。

LispWorks

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 19:06 UTC 版)

Common Lisp」の記事における「LispWorks」の解説

LispWorks(リスプワークス)による実装系

※この「LispWorks」の解説は、「Common Lisp」の解説の一部です。
「LispWorks」を含む「Common Lisp」の記事については、「Common Lisp」の概要を参照ください。

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