Linux Kernel Crash Dump
略称:LKCD
Linuxカーネルがクラッシュしたり、無応答になったときに、システムメモリの状態をハードディスク上に保存する機能。
カーネルのクラッシュはさまざまな原因で起こるが、Linuxカーネル自体のバグが原因である場合が多い。通常のアプリケーションのクラッシュなら、原因の追及にはさまざまな手段が使えるが、ソフトウェアの土台となっているカーネルのクラッシュの場合は原因の追及がきわめて困難となる。カーネルクラッシュ時のメモリ状態を保存し、あとから解析すれば、クラッシュの原因を分析することができる。
LKCDはカーネルに組み込まれる機能なので、どんな場合でも有効とは言い切れず、カーネルが深刻なダメージを受けた場合にはダンプの採取ができないこともある。
LKCDはSGI社が開発を開始し、オープンソースコミュニティによって改良が加えられてきた。同様のソフトウェアに、Red Hat社が開発するnetdump、富士通株式会社が開発するdiskdumpがある。
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関連URL
Linux Kernel Crash Dump(http://lkcd.sourceforge.net)

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