Linux Kernel State Tracer
略称:LKST
Linuxカーネル内部で発生するさまざまなイベントをトリガーとして、カーネルの状態を記録するカーネルデバッグ用ツール。日本電気株式会社、日本アイ・ビー・エム株式会社、富士通株式会社、株式会社日立製作所が共同で開発した。
Linuxカーネル内部では、プロセスの切り替え、ハードウェア割り込み、ネットワーク通信、メモリ割り当てなどのイベントが常に発生している。こうしたイベントの発生時に、発生時刻や呼び出しパラメータといったカーネルの内部状態をトレースし、ファイルに出力する。
こうして蓄積した情報を解析することで、異常発生時にどのような処理経路を通ったか、そのときの状態はどのようだったかを調べて障害分析を行うことができる。また、lkstlogtoolsというツールを併せて利用することで、どのような処理に時間がかかっているか、その要因は何かを調べ、性能評価に役立てることができる。
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Linux Kernel State Tracer(http://lkst.sourceforge.jp)

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