メモリ割り当て
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 19:10 UTC 版)
「Enhanced Graphics Adapter」の記事における「メモリ割り当て」の解説
EGAグラフィックモードはプレーンアクセス方式で、これはCGAやHerculesモードとは対照的である。ビデオメモリは4ページに分割され(2ページを持つ530x350x2を除く)、それぞれRGBI色空間を持つ。各ビットは1ピクセルを表す。赤ページの1ビットが有効にされると、他のページの同等のビットがセットされていなくても、画面上の指定位置に赤色のドットが現れる。同じピクセルの他のプレーン全てのビットも有効にすると、それは白色になる。各プレーンのサイズは、8KB(200ラインモードと640x350ピクセル2色)、16KB(64KBビデオRAMでの640x350ピクセル)、32KB(128KBビデオRAMでの640x350)となり、CPUアドレス空間のセグメントA000に割り当てられる。それらはバンク切り替え方式で、一度に1プレーンのみ読むことができるのだが、プログラマーは書き込み先のプレーンをEGAカードのコントロールレジスタにセットする手法をとっていた。したがって、読み込みは常に1プレーンのみだが、書き込みは全てのプレーンに一度に行うことができた。 後方互換性を確保するため、カラーテキストとCGAモードはセグメントB800、モノクロテキストはB000に割り当てられた。
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