いわのがりやす (岩野刈安)
●わが国の北海道から本州、四国それにカムチャッカ半島、東北アジアに分布しています。亜高山帯から高山帯の湿地や草地に生え、高さは80~120センチになります。根茎は横に這って群生します。7月から9月ごろ、茎の先に10~25センチの円錐花序をだし、1個の小花からなる小穂をつけます。花序の先は垂れ下がります。長野県にある麦草峠の「ムギクサ」は、本種のことをいうそうです。別名で「ネムロガヤ(根室茅)」とも呼ばれます。
●イネ科ノガリヤス属の多年草で、学名は Calamagrostis langsdorffii。英名は Langsdorf's reedgrass。
- Langsdorfs reedgrassのページへのリンク