ムギクサ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 01:01 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ムギクサ | ||||||||||||||||||||||||
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![]() ムギクサの全体像
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分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Hordeum murinum Linnaeus | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
wall barley false barley |
ムギクサ(Hordeum murinum)は、単子葉類イネ科オオムギ属に属する雑草の一種。
特徴
一年生植物または越年草。芒の長い小穂をつける。海岸の砂地、荒地、草地などに生え、オオムギに似た穂をつけるヨーロッパ原産で明治初期に侵入した帰化植物である。日本では、本州以南に分布し、世界の温帯地域に分布する。
草丈は10から50cm程度になる。稈(茎)には、はっきりした葉耳がある。春から夏にかけて、根元で枝分かれして稈をそう生する。
5から7月に穂を出し、穂の長さは5-15cmで、5cm位の芒のある両性の小穂とその両側に雄性の小穂を密に着け、二条オオムギに似る。
亜種
- H. murinum subsp. murinum
- H. murinum subsp. glaucum
- H. murinum subsp. leporinum オオムギクサ
利害
普通の雑草である。
オオムギの品種改良のための遺伝子源とされることがある。
参考文献
- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他『日本の野生植物 草本I 単子葉植物』平凡社、1982年、ISBN 4-582-53501-1
- 清水矩宏・森田弘彦・廣田伸七『日本帰化植物写真図鑑』全国農村教育協会、2001年、ISBN 4-88137-085-5
外部リンク
- ムギクサ(国立環境研究所 侵入生物DB)
固有名詞の分類
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