ケプラー102とは? わかりやすく解説

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ケプラー102

(Kepler-102 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/23 21:42 UTC 版)

ケプラー102
Kepler-102
仮符号・別名 KOI-82
星座 こと座
見かけの等級 (mv) 12.07[1]
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  18h 45m 55.8561241973s[1]
赤緯 (Dec, δ) +47° 12′ 28.843506748″[1]
視線速度 (Rv) -27.67 km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: -41.143 ミリ秒/[1]
赤緯: -43.142 ミリ秒/年[1]
年周視差 (π) 9.2478 ± 0.0188ミリ秒[1]
(誤差0.2%)
距離 352.7 ± 0.7 光年[注 1]
(108.1 ± 0.2 パーセク[注 1]
物理的性質
半径 0.74 R[2]
質量 0.80 M[2]
表面重力 41 G[2][注 2]
自転速度 0.5 km/s[2]
スペクトル分類 K3 V[1]
表面温度 4,903 K[2]
金属量[Fe/H] 0.08[2]
年齢 1.41 ×109[2]
他のカタログでの名称
TYC 3544-1383-1, KIC 10187017, 2MASS J18455585+4712289[1]
Template (ノート 解説) ■Project
大きさの比較
太陽 ケプラー102

ケプラー102英語: Kepler-102)は、こと座の方角に約350光年の距離にあるK型主系列星である[1]質量太陽の8割、半径太陽の4分の3程度の、太陽よりやや小さい恒星である[2]。表面温度は4,900Kと、太陽(5,772K)より低温である[2][3]2014年ケプラー宇宙望遠鏡の観測により、5つの太陽系外惑星が発見された[2]

惑星系

ケプラー102の5つの惑星は、大きさから全て地球のような岩石惑星とされている。その内の3つ、ケプラー102b、ケプラー102c、ケプラー102fは、直径がそれぞれ地球の47%、58%、88%しかない[2]。特にケプラー102bは、これまで発見されている太陽系外惑星の中で最も小さい部類に属する惑星として注目されている。しかし、これらの惑星はケプラー102から近い距離を公転しており、5つの中で最も恒星から遠いケプラー102fでも、0.165AU(およそ2470万km)しか離れていないとみられる[4]。その為、ケプラー102系の惑星の表面温度は、恒星から遠いもので457K(184℃)、近いものだと792K(519℃)にもなり、生命が存在していくには過酷な環境とされている[4]

ケプラー102の惑星[2]
名称
(恒星に近い順)
質量 軌道長半径
天文単位
公転周期
()
軌道離心率 軌道傾斜角 半径
b < 4.3 M 5.28696 0.47 R
c < 3.0 M 7.07142 0.58 R
d 3.8 M 10.3117 1.18 R
e 8.93 M 16.1457 2.22 R
f < 5.2 M 27.4536 0.88 R

脚注

注釈

  1. ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算、光年は1÷年周視差(秒)×3.2615638より計算
  2. ^ 出典での表記は、 18h 45m 55.8561241973s, +47° 12′ 28.843506748″




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