K17とK4の遭難
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 17:02 UTC 版)
メイ島に着いた第13潜水隊はそこで第12潜水隊と遭遇した。「フィアレス」が霧の中から現れて「K17」と衝突し、「K17」は数分で沈没したが、大半の乗員は脱出できた。しかし、後に第5戦艦戦隊と護衛の駆逐艦が事故のことを知らずに沈没海域を通過し、「K17」の生存者を引き裂いてしまった駆逐艦もあった。結局、「K17」乗員56名中救助されたのは10名のみであり、内一人はすぐに死亡した。 他方、停止した「フィアレス」を後続の潜水艦が避けようとしたところ、そのうちの「K12」と巡洋戦艦「オーストラリア」が衝突しそうになった。「オーストラリア」は回避行動をとったが、今度は「K6」と衝突しそうになった。それを避けようとした「K6」が「K4」に衝突し、「K4」は二つに切り裂かれた。さらに沈み始めた「K4」に「K7」が衝突した。「K4」は沈没し、乗員55名全員が死亡した。 最終的に、75分間で潜水艦「K17」と「K4」が沈み、「K6」、「K7」、「K14」、「K22」と「フィアレス」が損傷した。この事故のことは戦争中秘密にされた。
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