K1A
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 05:46 UTC 版)
K1は1981年に軍に採用されたが、初期型のフラッシュサプレッサー(初期の軽機関銃に用いられた喇叭型の形状である)に問題があり、配備後に以下のような問題点が指摘された。 反動が大きく、銃床も脆弱 発射音・発射光ともに過大 夜戦で敵を狙い続けるのが難しい これらの問題は先行して存在したCAR15-SMGでも生じていた問題であり、同銃ではこれを解決するため大型のフラッシュサプレッサーを装着したが、K1もこれに倣って新型のフラッシュサプレッサーを開発することで解決された。 新しいフラッシュサプレッサーは発射光を従来の3分の1まで軽減し、上方右側に3つの穴を開けることでマズルジャンプを抑える効果が追加されていた。さらに、効果的な射撃を行うための三点バースト機構も追加され、改良型はK1A機関短銃と名づけられ、1982年から生産が始められるとともに、既に完成していたK1もK1Aの仕様へ改造された。 現在では、レシーバ(機関部)上部にピカティニーレールを備えたK1Aが製造され、各種の照準器やアクセサリの着脱が容易に行えるように改良されている。 K1の伸縮式銃床はM3サブマシンガンのものに似ており、断面形がワイヤー状をしている。拳銃弾よりも強力な小銃弾を使うため、銃床を伸ばして連射するとワイヤーが上下にしなり、銃の安定を損ないやすいとの指摘がある。
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