K-MARTとは? わかりやすく解説

Kmart

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/17 23:23 UTC 版)

Kmartのロゴ

Kmart(ケイマート)はアメリカ合衆国イリノイ州に本社があり、各地に百貨店型の店舗を展開する全米有数の小売業者であった。ビジネスのピーク時の1994年には、ディスカウント店・Kmartスーパーセンター店合計2323店を展開していたが、2002年にまた2018年に破産宣告を行ない、202店に縮小した。2005年から2019年まではシアーズ・ホールディングス傘下にあったが、その後エディー・ランパート(Eddie Lampert)が所有するTransformco(Transform Holdco LLC)所有になった。2022年現在では数店舗を残すのみとなっている。

概要

マサチューセッツ州スプリングフィールドのクレスギー店(1940年代の絵葉書から)
ビッグKmart店(ハワイ州カイルア・コナ店、2016年)

Kmartはペンシルベニア州アレンタウン出身のS.S.クレスギー(S.S. Kresge、1867~1966年)がウルワース(Woolworth)にならって低価格の各種商品を品ぞろえしたバラエティ・ストア(Variety store、「十銭ストア」に似ている)を1897年にテネシー州メンフィスで開店したことで始まる。彼はその後順調に店舗を増やして、1912には85店舗を持つS.S.クレスギー社をデラウェア州で登録している。1916年にはミシガン州でS.S.クレスギー社(S.S. Kresge Corporation)を作り、この会社が1918年にはニューヨーク証券取引所に上場され、その後Kmartとなることとなる。

1962年からKmartという店舗名を始めて使うようになり、1977年から社名も「Kmart」としている。[1]2000年の全盛時期には2,171店舗を展開していたが、21世紀初頭の様々な理由による「アメリカ合衆国における小売業の衰退」により、2017年には510店舗に減っていて、全米の47州に店舗を持ち、プエルトリコヴァージン諸島グアム(ここに最大の店舗がある[2])にも店舗があった。

その後も店舗の閉鎖が続き、USAトゥデイによれば2022年4月には東海岸の3店舗のみの運営となったとされるが[3]、同年11月時点でグアムの店舗が営業中であることが確認されている[4]。公式サイトの更新が滞っているため、正確な店舗数を把握するのは難しい状況である[3]

Kmartの本部は以前ミシガン州トロイにあったが、2004年のシアーズとの合併後はシカゴ中心部のシアーズ・タワーを出て、イリノイ州ホフマン・エステーツ(シカゴ中心部から北西25マイル)へ移転している。[5]

なお、日本にかつてあった小売業者の「Kマート」との関係はない。

国外展開

国外では、以前カナダメキシコシンガポール東ヨーロッパ諸国にも店舗を展開していたが、これらはその国の小売業者へ売り渡したりして、現在はKmartは残っていない。またオーストラリアニュージーランドでの地元業者との合弁会社「Kmart」は、今は米国のKmartとの関係はない。

参照項目

脚注

外部リンク


KMART(けーまーと)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 21:23 UTC 版)

神霊狩/GHOST HOUND」の記事における「KMART(けーまーと)」の解説

コンビニエンスストア水天町ではコンビニ描写唯一ある店舗日本過去実在したKマートとは無関係店名コンビニではあるが、24時間営業謳う看板マークはない。化粧品在庫が多い。

※この「KMART(けーまーと)」の解説は、「神霊狩/GHOST HOUND」の解説の一部です。
「KMART(けーまーと)」を含む「神霊狩/GHOST HOUND」の記事については、「神霊狩/GHOST HOUND」の概要を参照ください。

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