J#とJavaの基本的な違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/18 06:07 UTC 版)
「J Sharp」の記事における「J#とJavaの基本的な違い」の解説
JavaとJ#とで全般的な文法はほぼ同じであるが、.NET環境をサポートするためにJavaの規格には適合していない。たとえば、.NETプロパティを普段のJavaBeanのクラスで使うためには、getXxxメソッドやsetXxxメソッドのようなget/setのプレフィックスを備える必要があり,メソッドに対してJavadocのような注釈を添える。 /** @beanproperty */ もしget/setで始まるプライベート変数を有するなら,get/setで始まらない別の名称に変更しなければならない。J#はJavaのソースコードから.classファイルのようなJavaバイトコードにコンパイルしないし、Javaアプレット開発環境やWebブラウザ上でアプレットを実行する機能もない。しかしながら、ActiveXオブジェクトとしてホストするためのラッパー(Microsoft J# Browser Controls)は提供されている。最後に、Java Native Interface (JNI) とRaw Native Interface (RNI) については、P/Invoke(プラットフォーム呼び出し)で代用する。J#はJava RMIをサポートしない。 言い換えると、Javaが中間コードをJava仮想マシン上で動作させるのと同じように、J#は共通中間言語にいったんコンパイルされた中間コードを.NET Framework上で実行する。
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