いたいいたい病
同義/類義語：イタイイタイ病
英訳・(英)同義/類義語：Itai-Itai disease
神通川上流の岐阜県神岡町にある三井金属鉱業神岡鉱業所で、亜鉛を製錬した後に出るカドミウムを含んだ排水をそのまま神通川に流していたために水質と土壌の汚染を招いた。飲料水の汚染、さらにイネや魚にカドミウムが生物濃縮され、それを食べたヒトに激痛をともなう骨の傷害をもたらした典型的な公害病。
英訳・(英)同義/類義語：Itai-Itai disease
神通川上流の岐阜県神岡町にある三井金属鉱業神岡鉱業所で、亜鉛を製錬した後に出るカドミウムを含んだ排水をそのまま神通川に流していたために水質と土壌の汚染を招いた。飲料水の汚染、さらにイネや魚にカドミウムが生物濃縮され、それを食べたヒトに激痛をともなう骨の傷害をもたらした典型的な公害病。
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イタイイタイ病
(Itai-itai disease から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/05/10 01:34 UTC 版)
イタイイタイ病（イタイイタイびょう）とは、岐阜県の三井金属鉱業神岡事業所（神岡鉱山）による鉱山の製錬に伴う未処理廃水により、神通川下流域の富山県富山市を中心に発生した公害病である。第二次大戦後の日本における高度経済成長期の負の側面である四大公害病の一つである。略してイ病ともいう[1]。日本語の音を写した 英語: “Itai-itai disease” として『オックスフォード英語辞典』など世界の多くの辞書に記載され、そのまま英語になっている。
- ^ “イ病被害の風化防ぐ「語り継ぐ会」設立…富山”. yomiDr. (読売新聞社). (2014年8月18日) 2014年8月18日閲覧。
- ^ a b c d e 『富山大百科事典』（1994年 北日本新聞社/富山大百科事典編集事務局編） 「特集 イタイイタイ病」,p.104
- ^ a b c 『富山大百科事典』（1994年 北日本新聞社/富山大百科事典編集事務局編） 「特集 イタイイタイ病」,p.106
- ^ a b 『富山大百科事典』（1994年 北日本新聞社/富山大百科事典編集事務局編） 「特集 イタイイタイ病」,p.100-101
- ^ 『四大公害病 水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市公害』（2013年 中公新書/政野淳子） 「特集 イタイイタイ病」,p.153-154
- ^ Cadmium Toxicity What Diseases Are Associated with Chronic Exposure to Cadmium?
- ^ a b c d e f g h i j k l 『富山大百科事典』（1994年 北日本新聞社/富山大百科事典編集事務局編） 「特集 イタイイタイ病」,p.98-99
- ^ 昭和48年版環境白書（環境庁,1973）
- ^ 河北新報「富山、カドミウム汚染農地が復元 イタイイタイ病」[リンク切れ]
- ^ 『北日本新聞』2023年12月19日付1面『イ病は終わらない 「全面解決」へ10年 3 緩む復元田 耕作放棄の懸念強く』より。
- ^ a b 広田和也(2014年10月12日). “イ病被団協 神岡鉱業を調査 全面解決後初 豪雨災害、対策へ”. 北陸中日新聞 (中日新聞社)
- ^ a b c 「なお続く患者の苦しみ」北日本新聞 2008年4月19日朝刊,p.13
- ^ a b c d e 『富山大百科事典』（1994年 北日本新聞社/富山大百科事典編集事務局編） 「特集 イタイイタイ病」,p.106-109
- ^ “中日ニュース No.912_2「わしらが勝った」（昭和46年7月）”. 中日映画社 (2020年9月9日). 2020年12月13日閲覧。
- ^ https://www.asahi.com/topics/word/%E4%B8%89%E4%BA%95%E9%87%91%E5%B1%9E.html
- ^ a b 『富山大百科事典』（1994年 北日本新聞社/富山大百科事典編集事務局編） 「特集 イタイイタイ病」,p.111-112
- ^ a b 川田篤志(2014年10月2日). “イ病精密検診 最多362人 新たな患者認定の可能性”. 北陸中日新聞 (中日新聞社)
- ^ 「イタイイタイ病、未認定者の救済進まず 一時金申請が想定下回る」日本経済新聞ニュースサイト掲載（2016年12月19日）の共同通信記事、2018年6月13日閲覧。
- ^ 『富山大百科事典』（1994年 北日本新聞社/富山大百科事典編集事務局編） 「特集 イタイイタイ病」,p.110
- ^ 富山県立イタイイタイ病資料館
- ^ 【記者の目】イタイイタイ病認定50年 住民苦闘の歴史、未来に＝田倉直彦（大阪学芸部）『毎日新聞』朝刊2018年5月30日（2018年6月13日閲覧）。
- ^ 「イタイイタイ病資料室」の開設について - 富山大学（2018年3月6日）2018年4月12日閲覧。
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