IBM_WebExplorerとは? わかりやすく解説

IBM WebExplorer

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/14 04:09 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
IBM WebExplorer
開発元 IBM
最新版 開発・販売停止済
対応OS OS/2
種別 ウェブブラウザ
テンプレートを表示

IBM WebExplorer(IBMウェブエクスプローラ)は、IBMが開発したOS/2標準のウェブブラウザである。

概要

詳細は IBM WebExplorer (英語)も参照

IBM WebExplorerは、OS/2オペレーティングシステム用のウェブブラウザであり、1994年にOS/2 Warp (V3)と共に登場した。当時のOS/2唯一のネイティブのブラウザーであり、また優れたブラウザーであった。なおIBMは開発チームをOS/2 Warp (V3)発表後に解散したとも言われる。

1996年のOS/2 Warp V4でも含まれたが、OS/2版のNetscape Navigator 2.02のダウンロード用リンクも同時に含まれた。後にはNetscape Navigator自体が同梱のCD-ROMに含まれるようになった。IBMはIBM WebExplorerからNetscape Navigatorへの移行を計画していた。

影響

日本ではWindows 3.x for Workgroupsが発売されず、またWindows 3.xLAN Manager ClientTCP/IP機能を組み込むとMS-DOSのコンベンショナルメモリの制約が厳しかった背景もあり、「OS/2 WarpはTCP/IP機能やIBM WebExplorerなどインターネット接続機能を標準で提供した最初のパーソナルコンピュータ向けオペレーティングシステム」として、1995年Windows 95発売まではPC/AT互換機のパワーユーザーの間で人気となった。

またマイクロソフトビル・ゲイツは、同社の独占禁止法訴訟の中で、Microsoft WindowsInternet Explorerバンドルした理由として、(競合するブラウザであるNetscape Navigatorなどの排除ではなく、)ブラウザを標準搭載したOS/2 Warpへの対抗であったという趣旨の発言をしている。

関連項目

外部リンク


「IBM WebExplorer」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「IBM_WebExplorer」の関連用語

IBM_WebExplorerのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



IBM_WebExplorerのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのIBM WebExplorer (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS