HC_CSKAモスクワとは? わかりやすく解説

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HC CSKAモスクワ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/03 06:51 UTC 版)

CSKA
ЦСКА
呼称/略称 チェスカ
愛称

アルメイツィ(兵士)、

クラスノ・スィーヌイ(赤と青)
所属リーグ KHL
カンファレンス ウエスタン
創設年 1946
チーム史
本拠地 モスクワ
アリーナ CSKAアリーナ
収容人数 12,000
チームカラー    
運営法人 ロスネフチ
代表者 セルゲイ・フョードロフ
ヘッドコーチ イーゴリ・ニキーチン
優勝歴

33回うち旧ソ連32回(1948,1949, 1950,1955,1956,1958,1959,1960, 1961,1963,1964,1965,1966,1968, 1970,1971,1972,1973,1975,1977, 1978,1979,1980,1981,1982,1983, 1984,1985,1986,1987,1988,1989,

2019)
ファイナル進出

13回 (1947,1952,1953,1954,1957,

1967,1969,1974,1976,1990,1992,2016,2018)
ディビジョン優勝 4回(2009,2013,2015,2016)
永久欠番 2、17、20、24[1]
公式サイト http://cska-hockey.ru/
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CSKAモスクワロシア語: Профессиональный Хоккейный клуб ЦСКА Москва, 英語: Hockey Club Central Sports Club of Army Moscow)は、ロシアモスクワを本拠地とするアイスホッケークラブチーム。

クラブ名のCSKAはチェスカと読み、陸軍中央スポーツクラブの頭文字をとったもの。ロシア国内有数の実績を残す強豪クラブである。CSKAモスクワはアイスホッケー以外にもサッカーバスケットボール部門が世界的に有名である。

1946年設立。ロシアでは強豪アイスホッケークラブであり、現在はKHLのウェスタン・カンファレンスに所属。

沿革

クラブは第2次世界大戦後の1946年に創設された。当時はCDKA(ツェー・デー・カー、赤軍中央会館)と呼ばれた。後にソ連代表の監督となるアナトリー・タラソフやフセヴォロド・ボブロフも当時は若手の選手として活躍していた。

1951年にクラブはCDSA(ツェー・デー・サー、ソヴィエト軍中央会館)と改名し、1954年にはさらにCSK MO(国防省中央スポーツクラブ)と改名。1959年にCSKAと名前を変え、以降現在に至る[2]

クラブの特徴

 ソ連時代にCSKAの選手はソ連軍に所属しており、厳密にはプロ選手ではなかった。ソ連では建前上「プロスポーツは存在しない」ことになっており、実質プロ選手であっても軍や警察、国営企業に所属していた。そのおかげで五輪のプロアマ規定が厳しかった時代に、NHLに所属するカナダのアイスホッケー選手は冬季オリンピックに出場することができなかったが、ソ連のアイスホッケー選手はオリンピックに出場することができた。 現在はソ連時代とは異なりCSKAの選手は名実共にプロであるが、かつての名残で選手は今も「アルメイツィ(軍人)」の愛称で呼ばれている。ホームゲームでは軍楽隊が呼ばれることも多い。CSKAのファームクラブであるマイナーリーグのチームはズヴェズダ[3](ロシア語で「星」の意、ソ連軍・ロシア軍のシンボル)、ジュニアホッケーリーグ(JHL)のクラブはクラスナヤ・アルミヤ[4](ロシア語で「赤軍」の意)という名称を持つ。  

クラブのシンボルは赤い星であり、これはソ連軍のシンボルである。KHLにはもうひとつ軍母体のクラブ、SKAサンクトペテルブルクが存在し、両者の対決は「アーミー・ダービー」と呼ばれている。[5]

タイトル

国内タイトル

1948, 1949, 1950, 1955, 1956, 1958, 1959, 1960, 1961, 1963, 1964, 1965, 1966, 1968, 1970, 1971, 1972, 1973, 1975, 1977, 1978, 1979, 1980, 1981, 1982, 1983, 1984, 1985, 1986, 1987,1988, 1989
  • 旧ソ連カップ: 12回
1954, 1955, 1956, 1961, 1966, 1967, 1968, 1969, 1973, 1977, 1979, 1988

KHL

2019, 2022

国際タイトル

1969, 1970, 1971, 1972, 1973, 1974, 1976, 1978, 1979, 1980, 1981, 1982, 1983, 1984, 1985, 1986, 1987, 1988, 1989, 1990

KHLの実績

Note: GP = 試合数, W = 勝利, L = 敗戦, OTL = オーバータイムまたはシュートアウトによる敗戦, Pts = ポイント, GF = 得点, GA = 失点

シーズン GP W L OTL Pts GF GA 定期試合結果 トップスコアラー プレーオフ
2008–09 56 27 11 4 106 176 141 タラソフ1位 セルゲイ・シロコフ (40Pts: 17G, 23A; 52GP) 準々決勝敗退 0-3 (HCディナモ・モスクワ)
2009–10 56 22 21 1 87 148 135 ボブロフ4位 デニス・パルシン (43Pts: 21 G, 22 A; 56 GP) コンファレンス準々決勝敗退 0-3 (HC MVD)
2010–11 54 13 28 2 59 136 169 ボブロフ5位 ヤン・マレク (38Pts: 14 G, 24 A; 46 GP) 出場せず
2011–12 54 19 25 0 70 119 129 ボブロフ4位 セルゲイ・シロコフ (47Pts: 18 G, 29 A; 53 GP) コンファレンス準々決勝敗退 1-4 (SKAサンクトペテルブルク)
2012–13 52 23 15 0 96 151 109 タラソフ1位 アレクサンドル・ラドゥーロフ (68Pts: 22 G, 46 A; 48 GP) コンファレンス準決勝敗退, 1-4 (HCディナモ・モスクワ)
2013–14 54 25 21 1 91 130 118 ボブロフ5位 ニコライ・プロホルキン (37Pts: 19 G, 18 A; 52 GP) コンファレンス準々決勝敗退、 0-4 (SKAサンクトペテルブルク)
2014–15 60 49 9 2 139 207 98 タラソフ1位 アレクサンドル・ラドゥーロフ (71 Pts: 24 G, 47 A; 46 GP) コンファレンス決勝進出, 3-4 (SKAサンクトペテルブルク)
2015–16 60 43 14 3 127 163 87 タラソフ1位 アレクサンドル・ラドゥーロフ (65 Pts: 23 G, 42 A; 53 GP) ガガーリン・カップ決勝進出, 3-4 (メタルルグ・マグニトゴルスク)
2016-17 60 44 8 8 137 183 110 タラソフ1位 キリル・ペトロフ (37Pts: 20G, 17A; 53GP) コンファレンス準決勝進出, 2-4 (ロコモティフ・ヤロスラヴリ)
2017-18 56 35 11 1 124 175 89 タラソフ1位 マクシム・シャルノフ (40 Pts: 20G, 20 A; 46GP) ガガーリン・カップ決勝進出, 1-4 (アク・バルス・カザン)
2018-19 62 43 9 0 106 191 75 タラソフ1位 ミハイル・グリゴレンコ (52Pts: 17G, 35A; 55GP) ガガーリン・カップ優勝, 4-0 (アヴァンギャルド・オムスク)
2019-20 62 40 13 3 94 202 99 タラソフ1位 キリル・カプリゾフ (62Pts: 33G, 29A; 57GP) コンファレンス準決勝進出(HCディナモ・モスクワ(*コロナウィルスのためコンファレンス準決勝以降の試合はすべて中止))

[6]

脚注

外部リンク


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