Geno2.0(ベータ版)の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 15:41 UTC 版)
「ジェノグラフィック・プロジェクト」の記事における「Geno2.0(ベータ版)の特徴」の解説
常染色体の解析については、各人の常染色体のDNAパターンを示すだけではなく、スペンサー・ウェルズ、エラン・エリハイク、ジョンズ・ホプキンス大学、ナショナルジオグラフィック協会、FTDNAらによって共同開発された、ヒトのゲノムを構成する代表的な9つの祖先の出身地域(北東アジア・地中海・南部アフリカ・南西アジア・オセアニア・東南アジア・北ヨーロッパ・サハラ以南のアフリカ・ネイティブアメリカン)の人々との混成歩合(ブレンド度合い)を明らかにできるジェノチップ(GenoChip)と呼ばれる方式を採用している。 これにより、現在の自分がいずれの国(地域の人)たちと近似しているかを数値的に表したり、ネアンデルタール人やデニソワ人と共通している常染色体の割合なども表示することが可能となった。 また「私たちの物語」というページでは、Geno2.0の参加者が互いに父祖・母祖について知っている内容を書き込めるようになっており、完全匿名性を重視したGeno1.0に比べて、同じハプログループに属する人々が交流できるような仕様に変更されている。
※この「Geno2.0(ベータ版)の特徴」の解説は、「ジェノグラフィック・プロジェクト」の解説の一部です。
「Geno2.0(ベータ版)の特徴」を含む「ジェノグラフィック・プロジェクト」の記事については、「ジェノグラフィック・プロジェクト」の概要を参照ください。
- Geno2.0の特徴のページへのリンク