GUPPY II
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 20:37 UTC 版)
「潜水艦推力増強計画」の記事における「GUPPY II」の解説
GUPPY II 改修(計画番号 SCB 47)は1947年から1951年まで実施された。改修内容の大半は GUPPY I と大きく変わらなかったが、潜望鏡と新型のシュノーケルが導入された。3本の新型マスト - 吸気シュノーケル、排気シュノーケルおよびESMマスト - が追加され、セイル上部の拡張が要求された。艦船局は2つの異なるセイル設計を承認した: 「エレクトリック・ボート・セイル」は後縁が直線で円形の窓、広いトップと丸まった前縁を持っていた。 「ポーツマス・セイル」は薄いトップと湾曲した後縁、正方形の窓と鋭く低い前縁を持っていた。このセイルは転換計画が実施された全ての艦に採用された。 ポーツマス・セイルを装備したいくつかの艦は SV 対空レーダーが装備され、収納室の装備が要求された。そのためセイルのトップ部分に膨らみが形作られた。後の改修ではより小型の SS または SS2 対空レーダーが採用され、ある角度の位置でアンテナのみがマストに収容できるようになった。また、何隻かの GUPPY II および GUPPY III 改修艦はセイルを水線上により高く拡張された。これらは「ノーザン・セイル」と呼ばれ、悪天候下の有人活動を可能とした。 GUPPY II 改修が行われた全ての艦は高速モーター及び減速ギアを、低速ダイレクトドライブモーターと交換された。このモーターは1軸当たり2,500馬力 (1.9 MW) を発した。 2隻の GUPPY I 改修艦、オダックスとポモドンも GUPPY II 改修が行われた。
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