GOES-17
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 16:34 UTC 版)
GOES-17は運用開始当初、GOES-15との併用期間が設けられた。これは移行に際して、太平洋側に向けられている設備の更新が遅れたためである。この影響でGOES-15との併用が半年設けられ、その間に設備の改修などが進められた。通常運用されていたGOES-17のABIにて2019年春、近赤外、水蒸気波長帯、赤外波長帯にて突如として画像が乱れる症状が発症し、一時的にGOES-15による観測に切り替えられた。原因はABIのセンサー冷却用ヒートパイプに封入されている冷却剤の流動性低下により冷却が出来ずにセンサーの温度検知能力が低下することが判明した。低下の時期が太陽の直射光がセンサー内に入る春期秋期の夜間に起こることが判明し、その間の観測運用が変更されることになった。当該期間中はGOES-15によるイメージャー観測が実施される状況にある。
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