GG50
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/17 17:51 UTC 版)
「フェラーリ・612スカリエッティ」の記事における「GG50」の解説
GG50は2005年10月に、東京モーターショーにてブリヂストンが先行公開。612スカリエッティをベースにデザイン、設計されている。これはジョルジェット・ジウジアーロのデザイナー活動50周年を記念して本人がデザインし、会長を務めるイタルデザインが制作した。 『GG50』とはイニシャル(Giorgetto Giugiaro)と50周年が由来。フェラーリのルカ・コルデーロ・ディ・モンテゼーモロ社長はジウジアーロのこれまでの功績に敬意を払い、特別に制作を許可した。モンテゼーモロ社長はイタルデザインに、『誰が見てもフェラーリと認識できるもの』と『コンパクトかつ、運転して楽しいもの』という2つの条件を出す。 デザインは非常に緩やかでかつ動きと伸びのあるラインで構成され、全体的に丸みを帯びることでコンパクトに見せている。612スカリエッティよりフロントオーバーハングで-20mm、全長で90mm縮められ、ロングノーズがより強調されている。フロントグリルに612スカリエッティの面影を残し、特徴的なヘッドライト、ガラスルーフはフロントガラスからルーフ後端まで連続したグラスエリアに見えるようデザインされている。リアクォーターウィンドウはサイドウィンドウと共に開閉可能にすることで乗降性を良くし、ガラスルーフと共に乗員の開放感を高めている。 リアはトランクリッドからハッチバックに改められ、そのためのピラー強化、また燃料タンクを配置、形状変更しラゲッジスペースを拡大。大小異径の丸形リアコンビランプにはLEDを採用している。随所にジウジアーロらしい工夫が施されたデザインである。タイヤにはブリヂストン製ポテンザRE050が装着されている。現在はジウジアーロ本人が所有している。
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