フィックスドカッタービット Fixed Cutter Bit
ビット本体にカッターが埋め込まれておりベアリング機構を持たない。掘削メカニズムは,全て切削作用で破壊挙動は主にシアリングである。マトリックス(ボディー)には,スチールのものとタングステンカーバイト合金のものがある。また,カッターの材質から,天然単結晶ダイヤモンドを用いたものをナチュラル(天然)ダイヤモンドビット,多結晶人工ダイヤモンド(PCD:Polycrystalline Diamond)の薄層を使用したものをPDCビット,高温安定多結晶人工ダイヤモンドを用いた,TSP(Thermally Stable Polycrystalline)ビットの3種類がある。またダイヤモンド以外のカッターを用いたドラッグタイプビットはほとんど使用されていない。フィックスドカッタービットの適用例は以下の通りである。1.ローラーコーンビットの寿命が摩耗,破損等で極めて短い場合。2.極めて低掘進率の時。3.傾斜坑井で傾斜角が増加した時。4.ビット荷重に制限がある時。5.ダウンホールモータで高速回転が必要な時。 | |||
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分野 | 掘削機器用語 | ||
同義語 | ソリッドタイプビット, ドラッグタイプビット, ダイヤモンドビット | ||
関連用語 | ナチュラルダイヤモンドビット, PDCビット, TSPビット, ブレードビット, せん断破壊 | ||
類似語 | PDCダイヤモンドカッター, TSPダイヤモンドカッター | ||
略語 | |||
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