FW13
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/12 05:10 UTC 版)
「ウィリアムズ・FW13」の記事における「FW13」の解説
1989年、ウィリアムズはルノー製のV型10気筒3500cc自然吸気エンジンを使用した。FW12Cを使用して開幕を迎え、シーズン途中でFW13を投入するスケジュールだったが、実際にFW13がレースに持ち込まれたのは、シーズン終盤の第13戦ポルトガルGPのことだった。 フロントサスペンションはFW12Cのプルロッドからプッシュロッドへと変更された。FW12Cはモノコック内部にスプリング・ダンパーユニットを収めていたが、FW13ではサスペンション上側のリンクはモノコックの外側に移され、ここからノーズ先端までは別体のカバーが取り付けられた。そのノーズ上面の「こぶ」がFW13の特徴となった。 サイドポンツーン側面のエアダクトは廃され、燃料タンクはドライバー側面まで延び、ロールバーはループ状のものではなく、車体中央に棒状のものが取り付けられた。また、1990年の規定にも容易に変更できるようになっていた。インダクションポッドは独特のデザインで、横幅のある楕円形の形状だった。 デビューレースとなったポルトガルGPでは、リアエンドはFW12Cのものを流用したものだったが、スペインGPで本来のFW13用のものが取り付けられた。
※この「FW13」の解説は、「ウィリアムズ・FW13」の解説の一部です。
「FW13」を含む「ウィリアムズ・FW13」の記事については、「ウィリアムズ・FW13」の概要を参照ください。
- FW 13のページへのリンク