FIFA緊急委員会はコソボの代表及びクラブチームによる親善試合を承認
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「コソボの国際競技連盟への加盟」の記事における「FIFA緊急委員会はコソボの代表及びクラブチームによる親善試合を承認」の解説
FIFA規約第83条では、FIFA執行委員会がFIFA加盟国と非加盟国との試合を行う認可を付与する権限を有すると規定しており、この場合の非加盟国はコソボサッカー連盟(FFK)が該当する。 2012年以降に様々な会合が持たれて来たが、2014年1月13日現在、FIFA対策委員会はコソボが代表及びクラブチームを含めて親善試合という形で試合を行うことを承認している。 2014年1月10日にFIFA本部で会長のブラッター立会いの下、セルビアサッカー連盟会長のトミスラフ・カラジッチとFFK会長のファディル・ボクリとの話し合いが持たれた結果、この取り決めがなされて、FIFA緊急委員会によって承認されることになった。 コソボが代表及びクラブチームを含めて親善試合という形で試合を行うことが承認されたことにより、直ちに以下の効力が発せられる - FIFA加盟国はコソボの代表チーム及びクラブチームと親善試合を行える - コソボの代表チーム及びクラブチームは、国の象徴となる国旗や国章などを表示することはできず、国歌も演奏されることはない。しかしながら、ユニフォームや備品などへのコソボの名称表示は認められる。名前と同じサイズの星型の表示も同様。 - コソボの代表チーム及びクラブチームは、FIFAに加盟を果たすまで公式試合や予選会に出場することはできない - コソボの代表チーム及びクラブチームは、元ユーゴスラビアだった国々の代表チーム及びクラブチームとは許可が下りるまで試合はできない - コソボの代表チーム及びクラブチームは、コソボ領内で国際親善試合を行うことも可能。 そのためには試合の行われる少なくとも3週間前にFIFAへ書面で通知する。FIFAは続いてセルビアサッカー連盟にその点を通知する。 - この取り決めの破棄に関してはFIFAに一任される。その場合は自動的に破棄される。 「FIFA緊急委員会による今回の決定は、コソボにおけるサッカーの発展に大きな後押しとなるとともに、我々のスポーツが人々を一体化させる並外れて大きな力を有していることを再確認するものだ」とブラッターは語った。
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